Amazon.com FBAサービスでの
混合在庫設定についてご質問を頂きました。

「柿沼さんは、FBAの混合在庫設定をされていますか?」

FBA混合在庫とは
「出品者の在庫商品とAmazonまたはその他の出品者が持っている同一
且つ新品の在庫を混在して管理すること」です。

簡単に言うと
誰が納品した商品かは関係なく、同じ在庫として扱います。ということです。

混合在庫設定をするメリットは
「FBAの納品ラベルを貼らなくて済む」ことです。

ラベル貼りの手間が省けて楽になりますね!

……しかし
これには少し落とし穴がありました。

僕は最初、混合在庫設定をしてFBA納品をしようとしました。

すると
混合在庫が適用されて納品する商品と
そうでない商品が自動的に別々の納品番号になり
同じ場所のFBA倉庫に入庫するにも
別々のダンボールに梱包しなくてはいけなくなってしまったのです。

メディア系の商品などをはじめとして
混合在庫適用外の商品も数多くあります。

それぞれの商品に関して

「これは混合在庫だからこっちの箱」
「これは違うからそっちの箱」

とやっていては余計に手間が掛かってしまいますね。

混合在庫設定をしないようにするには
Amazon.comに初回FBA納品をする際に

「Accept Stickerless, Commingled Inventory」

「Decline Stickerless, Commingled Inventory」

のどちらかを選択する画面が出てきますので

「Decline Stickerless, Commingled Inventory」

を選びましょう。

僕のようにすでに混合在庫設定をしてしまった場合は
自分で直接設定変更をすることはできないので
Amazonのテクニカルサポートに直接連絡しましょう。
すぐに変更してくれます。

混合在庫設定をしないもうひとつのメリットは
個別のメッセージカードなどを封入することができる事です。

P.S.
Amazon.com機能のご紹介です。

Amazon.comのセラーセントラルでは
売り上げをアップするためのさまざまな機能が提供されています。

その中でも僕が一番重宝しているのが
「Business Reports(ビジネスレポート)」です。

売り上げ、ページビュー、ページビュー対する購入率などを
時系列やASINコードごとに分析することができます。

それぞれの項目毎の並び替えも簡単で
データをCSVでダウンロードして扱うことも可能です。

商品数が多く
また「Business Reports(ビジネスリポート)」の
同じページ内に表示されている
「Amazon Selling Coach(アマゾンセリングコーチ)」には
直近の在庫切れ、もしくは在庫切れが予測される商品が
表示されるので商品発注の目安になります。

FBA販売では
在庫切れは販売機会の損失となって
ビジネスが成長するスピードが落ちてしまいます。

せっかくAmazon.comが僕らの売り上げを伸ばすために
作ってくれたサービスですので
是非活用しましょう!

日本のAmazonでも同様の機能が提供されていますので
Amazon輸出だけでなく、Amazon輸入をやられている方も
利用してみてくださいね。

輸出入ビジネスで自由を手にする方法