写真中心のソーシャルメディアPinterestは
1月1日からPromoted Pinsによる広告掲載を全ての業者に可能した。

業者による販促目的のPromoted Pinはこれまで8ヶ月間、
Banana Republic、LuLuLemon Athletica Inc. 、
Target Corp.などに試験導入されていた。

これでPinterestは広告業への大きな第一歩を踏み出し、
Facebook、Twitter、Tumblrと広告収入を競うことになる。

「毎日何百万人もの人が見て、
日常生活や趣味のヒントにしているPinterestには
マーケティングの大きな機会がある。
過去や現在を重視する他のソーシャルメディアと異なり、
Pinterestは唯一未来に目を向けている」
とPinterest のJoanne Bradford 氏はブログで述べている。

テスト期間中、業者による販促目的のPromoted Pinには、
一般人のPinと同様、また時にはそれ以上の反応があった。

Promoted Pinを使うことで、ブランドのメディア効果
(ピンを見た人がそれを自分のボードに保存する回数)は30%上昇した。
一般人のPinが見た人から再度pinされる回数は平均11回だが、
Promoted Pinの数字もこれに等しく、
これを上回ることもあった。

Pinterestは独自の広告部門を立ち上げ、
業者から広告料を取って一般会員と同じような書き込みや写真掲載を、
販促目的で行えるようにした。

この部門が他のソーシャルメディアの広告テストを
注視してきたことは明らかだ。

Googleは検索で有料広告 が表示されるようにしているが、
Fascebookは通常広告から始めて、
広告を一般会員の書き込みにとけ込める形に変えた。

Twitter、Tumblr、買い物中心の
ソーシャルメディアPolyvoreの広告もこれに準じている。

今のところ業者はPinterestの担当者から
Promoted Pin を購入しないといけないが、
担当者を経ないセルフサービスのPromoted Pin購入も現在テスト中だ。

テスト参加中の業者は、既にピンの注目度が高まったことを指摘している。
Pinterestはセルフサービスを正式に開始するまでには
いくらかの微調整が必要としている。

Promoted Pin 自体も改善し、新たな広告形態を取ったり
特定グループへターゲットできるようにすることも検討されている。

「Pinterestが顧客にインスピレーションを与え、
マーケティング効果をあげるのに最適な場所になるよう、
私たちは尽力している」と Bradford氏は言う。

internetretailer.comより引用
https://www.internetretailer.com/2014/12/29/pinterest-makes-its-first-big-step-advertising