今回は、為替について書こうと思います。

不思議と円高の時は
「円安になったらヤバイですよね?」

このような質問は
めちゃくちゃ多かったのですが

実際に円安になって
実践者からの質問や「ダメです・・」といった
メールは来ていません。

実践する前の方から
「円安ですけど、どうですか?」という
質問がほとんどですね。

まず、僕自身は
円高→円安になって行く過程で
結講、売れて利益額は多かったです。

周りが値段を上げている中で
僕は値段を上げませんでした。

その理由は
約2ヶ月分の在庫を持っていたからです。

円高時に仕入れた在庫を
円安時でも同じ価格で提供し
価格面でライバルに差を付けられたので
売れ行きは良かったです。

円高時に仕入れた商品の
在庫数が無くなった時に
価格を上げました。

ネットショップの場合は
前月比すると成約率は下がりますが
以前の成約率に戻ったという感じです。

オークション・Amazon自体は
現状、ほぼ出来ていないので
体験談は無いのですが

リサーチをしてみると
価格が上がっている商品も多いですね。

そして全体の印象としては
資本が小さい所は在庫を捌くのに
必死で安売りしていますが

資本が大きい所は比較的早く
価格を上げているなと感じています。

例えば、Amazonと楽天の違いです。
僕は多分、並行輸入ビジネス者の中では
資本が有る方だと思いますが

資本と経験を駆使し
僕の仕入れ価格でも
Amazonのあるマス商品に参入しても
営業利益率は5%を切る計算になりました。

(↑空輸の仕入れ値なので船を使うと
 なんとか10%は出るかなという感じです
 ですが、船を使ってキャッシュ・フローが悪いのに
 営業利益率が10%は少ないです。)

一方、比較的資金がある所が多い楽天は
Amazon対比で見ると
かなり早く価格は上がっていました。

ネットショップも
比較的早く上げる所が多かったですね。

資本の違いでは無くて
ビジネス力の違いかも知れません。

大前提としては
円安→円高に向かう過程が一番儲かり
円高でキープしてくれた方が良いのですが

覚悟していた程の
辛さは無かったなという印象です。

今回の円高→円安を体験して
再認識させられたのは
販売価格は販売者達が
決めるのだなということです。

各々が出来る限りの価格競争をして
ある点で落ち着く。

マス商品を取り扱う場合は
そのある点で落ち着いた所で
利益を出せるかが勝負になりますね。

面白いですね。

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