スマートフォンやタブレットで買い物をする人が増えている。
しかし、それ以上のことが起こりかけている。

技術やオンラインショッピンはすごいスピードで進化しており、
今後、店舗が重点を置くとされているのは、
商品の販売ではなく便利さやサービスの提供だ。

業界ウォッチャーは未来の買い物環境を以下のように予測している。

オンデマンドクーポン
英国のテスコやドラッグストアのデュアン・リードといった企業は、
客と店とを直接つなぐビーコンのテストを行っている。

ブルートゥースを利用して割引提供をしたり、
店に希望の商品を伝えたり、支払も遠隔操作でできるという。

例えば、フェイスクリームを買おうといつもの店に立ち寄ると、
ビーコンが客のスマートフォンを認識し
購入記録と照らし合わせて割引券を送信する。

3Dプリント
この10年で、3Dプリントは小売業界に大きな混乱を与えるだろう、
とDeloitte社のLobaugh氏は言う。

コーヒーカップのようなシンプルな商品を例に上げてみよう。
中国で製造し輸入、店への配送を行う代わりに、
単に商品コードをダウンロードして小売店か自宅で
3Dプリンターを用いて製造する。

材料は現在、樹脂が主流だが、同氏によるとMITメディアラボなどでは
布などの他の素材での研究も行われているという。

自動注文
eBayのイノベーション部門でトップを務めるSteve Yankovich氏は、
将来、家庭用品の購入に労力を払うことは無くなるだろうと述べた。

同氏によると、将来はホームネットワークを購入履歴や住居データと接続し、
電球や洗剤の消耗時期を察知することが可能になるかもしれないという。
例えば、電球が切れたら自動的に新しい電球が注文され、
洗剤が終われば洗濯機から注文が入る。

ホログラム (3D試着)
最近、eBayは3D試着技術を有するPhiSix社を買収した。
3D試着技術により色違いや違うデザインの洋服を即座に試すことができ、
実際に脱ぎ着することなく30~40着は試着できるという。

eBayのYankovich氏によると、試着画像の背景は試着室だけでなく、
街やゴルフ場などもあるという。

英国のデジタル会社・Engage社はバーチャル・スタイル・ポッドを製造した。
スキャンして作成した客の等身大画像に、
Alexander McQueen やDKNYといったブランドがデザインした
高級衣類を合わせるという。
アラブ首長国連邦のドバイやアブダビのショッピングセンターに展示されている。

The Himalayantimesより引用
http://www.thehimalayantimes.com/fullNews.php?headline=What+shopping+will+look+like+in+the+future&NewsID=420375