「同じような価格帯の人の中で、カートが回ってくる」
僕は、Amazonという場所における、
この現象に対して、なんというか…うーん。
むちゃくちゃ違和感というか、異様なものを感じます。
だって、ビジネスっていうのは、競争なわけですよ。
それが、Amazonという場所では、
ド素人と、ベテランセラーがいたとしても、
評価がそこそこ溜まってて、
似たような価格帯だったら、同じように売れる。
やっぱり、
どーーしてもこの現象には違和感を拭えません。
「Amazonの力だけで、調整して売っている」
ということを考えれば、
もちろん、
その状況を作り出したAmazonは化け物なんですが…
僕らは、Amazonを誉め称えている場合ではないですよね。
ってかね、そんなに、
「全く同じようなセラー」
とか、必要ないわけですよ。
まず世の中に必要ないのに、
Amazon上にそんなのが100人も200人もいたって、
誰も得しないわけです。
すると、一体どうなるのか…。
それを考える際に、
Googleのことを考えてみましょう。
Googleっていうのは、
検索エンジンのアルゴリズムを変更することで、
「ユーザにとって本当に価値のあるサイトが、
自然と上位に来るようにする」
という状態を目指しています。
その結果、
小手先のテクニックで上位表示することは、
昔に比べて遥かに難しくなり、
多くの稼げていた人が、稼げなくなりました。
結局、
このようなプラットフォームを提供しているサービスは、
Googleと同じような道に進みたいんですよ。
「本当に価値のあるものを、自然に提供する」
という状態が、常に理想なんです。
Amazonにそれを当てはめてみると、どうなるのか。
将来的には、「カートが順番に回ってくる」
なんていう、愚かなことは起こるであろうはずもなくて、
「最もよい購入体験を提供できるセラー」
だけから売れる仕組みに近づいていくでしょう。
具体的に言うと、
評価のシステムがもっと洗練されたりとか、そういう感じ。
まあ、別にそれはそれでいいことなんですよ。
Googleのアルゴリズム変更だって、皆騒いでるけど、
全体から見たらとてもいいことじゃないですか。
だけど、
多くの人が稼げなくなるということは事実ですから、
その点を絶対に忘れてはいけません。
どんなサービスも、Googleのような道を辿りたい。
Googleが最先端を行き過ぎているだけで、
皆同じはずなんです。
一番大事なのは、
「自分に価値があるのか?」
を考え続けることですよ。
個々のAmazonセラーに価値がない、
ということに向き合えば、
わかると思うんですけどね。
なんか最近特に、
こういう視点で物事を考えられる人が、
少ないなあって思います。
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