こんにちは、武藤です。
最近輸出でちょっと便利なツールを利用しているので
ご紹介したいと思います。
米国への輸出に際しては2,500ドルを境に、
略式輸入と正式輸入に分かれます。
正式通関に際しては品目や関税率について、
より厳密に審査をされる場合があります。
そこで、お勧めしているのが
正しいHSコードを記載する方法です。
米国の場合はHSコードではなく、
HTSコードが採用されていますが仕組みはほぼ同様です。
このHTSコードの記載なしに雑多な商品が
大量に届くと通関時の印象が悪いそうです。
ましてやGIFTやNCVといった記載はNGです。
そこで当社では数十万円、数百万円といった
少額輸出の際にもHTSコードを記載しています。
これによって通関がよりスムーズに
進められるようになりました。
ちなみにHSコードを調べる方法として、
以前ご紹介したのが以下のサイトです。
輸出統計表
http://www.customs.go.jp/yusyutu/
財務省の輸出統計表からHSコードを調べる方法です。
このサイトは確かに便利なのですが、
さらに便利なツールを見つけました。
それが日本関税協会発行の
『HS商品インデックス(改訂版)』です。
https://www.gov-book.or.jp/book/detail.php?product_id=256701
インターネットの時代になぜに書籍なのか?
これは使ってみていただくと分かるんですが、
ジャンルをまたいだ横断検索が可能だからです。
例えば同じケーブル線でも
素材によってHSコードが異なります。
鉄鋼製は7312
銅製は7413
アルミニウム製は7614
光ファイバーだと8544といった具合です。
取り扱うジャンルによってはかなり便利かも?
米国の場合であれば上記の4桁のHSコードを
以下で入力すればHTSコードが分かります。
米国際貿易委員会による関税率検索データベース
http://dataweb.usitc.gov/scripts/tariff_current.asp
本当にささいなことなんですが、
こうした作業をマニュアルに盛り込むことで
よりスムーズな輸出が可能です。
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