iPhone 6が間もなく発売される。
新オペレーティング・システムiOS 8搭載で、
Apple社のウェブサイトでは、
既にプレビューとしてその新機能を
チェックすることができる。

しかし、この新機能が
eコマースやオンライン決済に
混乱を招くことになるかどうか
多くの者が思いを巡らせている。

いくつかの情報によると、
この次世代iPhoneには
お財布機能が搭載されていると言う。

中でも、米大手総合情報サービス会社、
Bloombergの報告では、匿名の情報筋としながら、
Apple社がVisaやMastercard、American Expressなどの
大手決済ネットワークや銀行、小売業者と提携を結んだとされている。

また、家庭用電化製品及びテクノロジー専門ブログ、
Slashgearの憶測では、iPhone 6にはNFC (近距離通信)が
搭載されている可能性があると言う。

NFCとは、Google Walletに採用されている
「コンタクトレス決済」テクノロジーであり、
iPhone 5s に搭載されているTouch ID(指紋認証)機能と共に、
店頭での支払いを指一本で安全に行うことができるというものだ。

これらはあくまでも「噂」であるが、
確実な情報として、通知センター機能の進化がある。
以下、Apple社の先行宣伝を紹介しよう。

通知センター機能では、
ユーザーが集中力を絶やすことなく
連絡を取り合うことが可能になる。

要は、今やっていることを邪魔されることなく
大切なメッセージに素早く
返信することが可能ということだ。

具体的には、テキストやeメール、
カレンダーの共有や招待状、
リマインダーなどの通知が来ると、
これまでのように各アプリを開き返信するのではなく
通知バナーからそのまま対応ができるようになる。
Facebookなどのメッセージアプリの通知も同じだ。

eコマースプラットフォームを提供する米Demandware社の
産業戦略部門バイスプレジデント、Rob Garf氏は、
この新機能が商取引の機会になると見ている。

「より深いアプリ内通知能力によって
iPhoneユーザーはアプリを開かなくても
やり取りする事が可能となる。
つまり、通知から指一本さっと動かすだけで、
商取引が済んでしまうということだ。」

では、お財布機能を搭載したiPhoneは、
PayPalにとって厄介者となるか?

たとえApple社が決済プロセスにPayPalも含んだとしても、
eBayにとっては挑戦状を突きつけられることとなるだろう。

本日、カリフォルニア州クパチーノで開催されるイベントに
注目するのみだ。

EcommerceBytesより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m09/i02/s04