こんにちは、武藤です。
海外アマゾンを通じたビジネスにおいて、
もっとも重要なことって何だと思いますか?

リサーチ?
出品?
発送?
評価?
銀行口座?

こうした要素も重要ですが、
私はお客様やアマゾンに迷惑をかけずに、
アカウントを大切に守ることだと思います。

仕入れられない可能性のある商品の出品
仕入値の上昇による注文のキャンセル
在庫切れによる注文のキャンセル
発送の遅延
お客様からのクレームに対する不適切な対応
問い合わせへの対応の遅れ

アマゾンではこうした問題を、
Customer Metricsというスコアで管理しています。

はじめは数字で警告が表示され、
さらに数値が悪化するとアマゾンからメールでも警告が届きます。

月間の取引数が数百、数千までくれば、
数件のクレームやトラブルはアカウントに影響しません。

ところが、評価を積み上げるまでは、
数件のクレームや出品のミスで
アカウントを失うことになりかねません。

アマゾンからの警告や審査も当初は、
原因の説明や対応プランの提示で対処が可能です。
ところが、この警告が続くとアカウントが停止されます。

お恥ずかしい話、私のある国のアカウントが
数日間サスペンドされました。
対応を誤ればアカウントが削除されることでした。

たま~に理不尽な返品やクレーム等が発生したりもしますが、
返品や返金で対応がでれば安いものだと思いませんか?
アカウントは数十ドル、数百ドルでは買えませんから。

短期に売上を伸ばすことはもちろん重要なのですが、
それ以上にリスクの種は徹底して摘んでおきたいですね。

P.S

海外販売を進める中で
商品がやむえず返送されるケースがあります。

原因の1つはバイヤーさんが
商品を受け取れなかったケース。

そしてもう一つはバイヤーさんが
商品を返品されるケースです。

それぞれの場合について、
対応を振り返ってみてみたいと思います。

1.バイヤーさんが商品を受け取れないケース

これは、大きく分けて2つの理由が考えられます。

バイヤーさんが関税の支払いを拒んだケース。

そして、不在通知の連絡に気が付かなかった、
もしくは引き取り期限が過ぎてしまったケースです。

日本に商品が返送されると、
再送を依頼されるケースもありますが、
アマゾンでは追加送料を請求する仕組みがありません。

ですので、当初の注文を一旦キャンセルをして返金を行い
再注文を促す必要があります。

返金の際には、当初の送料にかかった費用の負担を、
バイヤーさんに納得頂く必要がありますが、
これがなかなか難しいところです。

日本に届いた商品は、
人気の商品は日本で販売します。
米国で人気のありそうな商品ですと、
次回のFBA発送の際に在庫として送り込みます。

2.バイヤーさんが商品を返品するケース

バイヤーさん都合の返品は対応が容易です。

商品価格が10ドル、20ドルと極端に低い場合は、
返送しなくてもOKと伝える場合もありますが、
基本的には返送してもらいます。

返送先住所は本来は米国が望ましいのですが、
交渉して日本に返送してもらう場合もあります。

ただ、返送先として国外を指定する場合には、
日本への返送料は本来セラーが負担する必要があります。

ですから、日本への返送が断られた場合には、
MyUS等の米国の転送会社に送ってもらい、
ジャンク品としてeBayで販売を行うことも可能です。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編