起業家と従業員の決定的な違いは
自分の足で立っていることと
自分の足で立ってないことだと思っています。

しかし、これは属性としてです。
中には、サラリーマンでも自分の足で立っている人も居ますし
起業家でも自分の足で立っていない人も居ます。

自分の足で立つの定義としては
自分の行動において自己責任でリスクを背負うこと
抽象的に言うと、依存してるか独立しているかということです。

僕はよくサラリーマンを批判していると
捉えられがちなのですが僕の本意とは異なり
依存の件に関しても仕方無いことだと思います。

例えば、僕の従業員が

「会社のルールにそぐわないけれど
 どうしてもこの商品を仕入れたい。
 赤字になった場合は私が責任をとって赤字分補填します。」

このように言われても僕としては困ります。

僕の本意としては
色んなアイデア、戦略、戦術のプレゼンをしてもらうことは
非常に嬉しいことですが最終的には僕の意見に従って欲しいのです。

その代わりとしてリスクは全て僕が背負います。
これが経営者と従業員の関係だと思います。

だから凄い嫌味な言い方をすると
従業員には起業家目線の思考をしてもらえればベストですが
最終的決断とリスクとリターンは会社に依存して欲しいと思っています。

良い言い方をすると、俺が全責任を取るから乗ってくれ。ということです。
多分、これはほとんどの会社の社長も思うことでしょう。

しかし、その反面で起業家なのに独立していない人も
多く見受けられます。

代表的なのは大学生の友人同士の会社設立ですね。
これも一概にダメだとは言えませんが
属性としては失敗する可能性が高いです。

その理由としてはどうしても未熟な起業家が集まると
馴れ合いが出てしまい
皆が皆自分の足で立たずに互いに寄りかかってしまう傾向にあります。

更に、もしその中で自分の足で立っている人が居ても
その寄り掛かり合いには嫌気が差してくると思います。

彼らの言い分としては「自分に無いものを他の友人が持っているから」と答えます。
もちろん、自分に足りない物を「何か」で補填することは
ビジネスとして当たり前のことです。

僕で例えると、HTML・CSSなどの知識です。
そしてこれらを最低限は覚えようとしても
マスターしようとは思っていません。

今僕がするべきでは無いと判断しているからです。
その場合はどうするかというと外注もしくは雇用ですね。
決して、HTML・CSSが出来るだけで
経営陣(役員)に入れようとは思わないのです。

友人3人で共同経営していくに辺り
輸入ビジネスなら

・集客販売のプロ
・仕入れのプロ
・販売後のフォローのプロ

このような自分の足で立って
更にある分野のプロフェッショナルが集まって
やっと共同経営の意味があり
俗に言われる「1+1+1=無限」へとなります。

今日は何だか学生の共同経営だけを否定してしまっていますが
理解して欲しいのは起業家=独立では無いということです。
しっかりと自分の足で立って独立だということです。

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