競争が激化するインド国内市場で、
インターネット最大手Amazonに打ち勝とうと
インドのオンライン小売業者は買収と資金調達に力を入れている。

先月、インド最大のショッピングポータルサイトFlipkartは
ライバル企業Myntraを約3億3300万ドル(約336億円)で買収すると発表した。
これは、この2年間のeコマース分野の買収で最も大きなものとなる。

元アマゾン社員2名によって設立されたFlipkartは
Myntraとの合併により、年間15億ドル(約1500億円)の売上を作り出した。
これは、23億ドル(約2300億円)と予測されているインドの
初期オンラインショッピング市場の半分以上を占める。

オンライン小売のインドでの売上は60%を上回る
成長率を見せており、中国の成長と酷似としている。
投資家はその将来性を見込み、新興eコマース市場へ
長期的な目線で資金を投じている。

Myntra買収は規模を早急に拡大させるためのものだ。
Myntraはインド最大手のオンラインファッション企業であり、
インドのeコマース市場の形成を一変させることになるとFlipkartは述べている。

手頃な価格のスマートフォンやデータ通信サービスの売上拡大による
インドのインターネットユーザ数の急速な伸びが売上の伸びに繋がる。
インターネットユーザ数は1億7500万人から、
2019年までに4億2900万へ増加すると予測されている。

現在、オンラインショッピングの30%がモバイル機器で行われている。
成長は転換点である。成長の機会は極めて多いと
Amazonのインドのマネージャは語る。

国内ライバル企業がFlipkartを追い上げる中、
オンラインショッピング市場の競争は
AmazonとFlipkartの一騎打ちとなるだろう。

世界のライバルと戦う準備は出来ている。
「私達は優れたロジスティックスを構築しており
消費者重視で展開できている」とFliplkartは話す。

インド市場へのAmazonの参入によって、
国内企業は競争を本格化させている。
eコマース市場は未だ断片的であり、
これからも企業の提携が増えると見られている。

The West Australianより引用
https://au.news.yahoo.com/thewest/business/world/a/24210415/online-retailers-bulking-up-in-india/