現在、インドネシアが
eコマースで注目を集め続けている。

オンライン・クーポン・プラットフォームのFlipitは、
インドネシアからの同社ウェブサイトへの
アクセスの伸びが「目覚ましい」もので、
昨年、4番目にアクセス数の多い国に
成長したと述べている。

インドネシアはアジアで最も大きな未開拓市場の1つと言われてきたが
最近になって、大口投資家が現金を出資し始めている。

昨年、ソフトバンク株式会社は、
インドネシアのオンラインマーケットプレイスTokopediaに
1億ドル(約119億円)の出資を行った。
これはインドネシアの潜在力を証明している。

楽天株式会社は、これまで前例のない
新興市場でビジネスマンの学習を支援する
楽天大学のクラスをジャカルタに開講すると発表した。

このことから楽天株式会社が
インドネシアをいかに重要視しているかが見て取れる。

また、インドネシアでは
SingPostとTrikomselとの
eコマース合併事業が噂されている。

同時に、インドネシア政府が
「オンライン取引の著しい成長の中で、
インドネシアのeコマース事業を統制する
基礎づくりを開始している」と報じられている。

インドネシアのオンライン売上げは、
昨年の26億ドル(約3095億円)から
2015年末までには35億6千万ドル(約4240億円)に達すると予測される。

また、7500万人いるとされるインターネットユーザの内、
2014年にオンラインで商品を購入した人は590万人だった。

ただし、爆発的な成長のチャンスはあるが
インドネシアには課題もまだ残されている。
物流の基盤が乏しいことから
先進国の市場で利用されているような
素早い効率的な輸送を提供することが難しい。

そして、インターネット速度が
一般的に「ハイスピード」と呼ばれるような
ものでないことも課題となる。

これに加えて、インドネシア消費者はオンラインで
買物を行うことが最も少ない地域であり、
オンライン商品の購入やクレジットカード情報を
提供することに信用を示していないことが
それをさらに悪化させている。

だが、インドネシアのeコマースの可能性
が大きいことは間違いない。
毎月、莫大の量の資本が注入されれば
事業展開するには非常に有能な
市場になることは確実だろう。

e27より引用
http://e27.co/why-are-all-eyes-on-indonesias-e-commerce-ecosystem-20150325/