Amazonはホリデー期間限定の出張ショップ(ポップアップストア)を、
ウェストフィールドというサンフランシスコのダウンタウン中心にある
巨大ショッピングモールにオープンすることを認めた。
オープンは10月22日水曜日、撤退日はまだ決まっていない。

Amazonは既に今年だけでFire TV, Fire phone,
新しいFire tabletsや Kindle e-readers、
さらに多くのサービスを新しく世に送り出してきた。

「このホリデーシーズンに、新しいポップアップストアで
お客様に私たちの新しいデバイスを直接お試しいただけると
思うととても楽しみです」とスポークスマンは語っている。
限定ショップはおそらくAmazon独自製品のショールームとなるであろう。

先週、Wall Street Jornalはニューヨーク市の
Amazonの最初の実店舗の可能について報じたが、
マンハッタン店の詳細については知られることのないまま、
サンフランシスコの方が早く実現した形だ。

今回の期間限定ショップが、Amazonが実店舗販売へ
より大きく舵を切ることのシグナルとなるかどうかはまだ定かではない。

キンドルリーダーやダブレットなどの自動販売機、
世界中の小売店でのロッカー販売や、
Fire phone促進販売のためのショッピングモール内のキオスク設置など
Amazonは既に様々な方法で実店舗販売を試してきている。

今回の新店オープンはAmazonがオフラインの世界では
未だに巨大な実際の小売販売店群を無視できないという考えを
持っていることの表れであろう。

こうした様々な試みはオフラインとオンラインの戦争と表現されるが、
もしそれが本当ならばEコマース販売の最大手であるAmazonによる
ショップ進出は、実店舗経営陣に対する最大の賛辞とも言える。

今回の実店舗販売がうまくいけば同様の店舗を
アメリカ国内各地に展開する可能性があるが、
現段階では確約ではないとソース元は語った。

モール内の詳しい場所は不明なものの、
ウェストフィールドはサンフランシスコの繁華街にあり、
年間16,500万人もの人が訪れるという、スチールとガラス、
そして螺旋条のエスカレーターに象徴される建築物だ。
アップルストアが1ブロックも離れない場所にある点も看過できない。

同モールではコワーキングスペース活用の取り組みなども進んでおり、
Amazonにとって決して悪くはない場所である。

GeekWireより引用
http://www.geekwire.com/2014/amazon-slated-open-retail-store-next-week-san-francisco/