こんにちは、板垣です。

学生を卒業してすぐ、商社に勤めていたとき、
直属の上司が幼稚園児同様の僕に教えてくれた
仕事のやり方を今でも思い出します。

売る相手とすでに規定の値段で商談が確定していて、
あとは仕入れるだけというとき、
実際は仕入れの金額は前々から決まっているのですが、
再度電話をします。

「この商品の仕入れは今回だけでいいから
値段を見直してほしい。
絶対に今月はこれだけの量を販売するから」
と言って仕入れ値をたたいているのをよくみました。

結果として、その上司はその電話一本で
何十万円分も仕入れ値を下げることができました。

当時の僕が務めていたのは住宅設備に関連する会社だったのですが、
「自分はそんなに大きい金額扱うことはないだろう」と思っていて
仕事へのモチベーションが全然なかった僕にとっては
「へー」という程度でした。

直接利益が自分に跳ね返ってくるわけではありませんでしたしね。

そういった経験が今の仕事でも生かされており、
そういう場面に遭遇することも多々有ります。

それだけでなく、営業や配送をした経験も生かされていますし、
会社員の父親が海外赴任になって
小学生のときに海外生活を経験したことも含めて、
すべてが今のやっていることにつながっているのでは?
なんて思う今日この頃です。

ジョブズの伝説のスピーチでも言われている
「点と点がつながって線になる」というのは
結果として実際そうなっている部分も確かにあるけど、
「あとからそう考える、そう見ることもできる」
という解釈もできるのではないでしょうか。

僕なんかがあのスピーチを分析するのはおこがましいですが、
「人の過去は変えることはできないけど
過去に対する見方は変えられる」ということは言えると思っています。

結局、出来事の解釈は幾通りにも変えられるわけで、
すべてムダなことはないって思えるような気がします。

そう考えてみるとこれからの自分自身も
はっきりとしたゴールがあるのならば、
「これから先どんなことがあってもすべてその糧にしよう」
と思いながら、取り組みたいと思います。

だからこれから輸出を行なう人は
「稼げるからやる、儲かるからやる」ってのも分かるのですが、
「楽しいからやる、楽しんでやる」って思いながらやることが
一番の続くコツであり、強さなんじゃないか?って思います。

実際に稼いでいる人ほど楽しんでいるように思います。
何かをはじめるのにとがめることなんて
さらさらするつもりはありませんし、

円安だからはじめる、輸入にあきてきたからはじめる、とか
輸出をはじめるきっかけはなんでもいいんですが、
そういう仲間がたくさん増えたらうれしいですね。

やり方は人によっていろいろあるかもしれませんが
基本はすごいシンプル。

「安く買って高く売る」
経営的に厳しいときもありますし、
モチベーションのアップダウンもあります。

でも毎日愚直に取り組むのを楽しむ人でありたいですね。

ではでは

輸出ビジネス 実践日記