競争が激化するEC業界では、
新規の会員をいかに取り込んでいくか、
商品購入のリピート率をどのように上げていくのかといった、
“接客”の重要度が増している。

3月12日、プレイドが正式リリースした「KARTE(カルテ)」は、
Web上のリアルタイム接客ツールだ。
ベータ版提供で、アーバンリサーチやリクルートといった
大手ECサイトが導入したことで評判を呼んでいる。

KARTEのリアルタイム接客とはどういうものだろうか。

まず、来訪者が新規なのか、すでに会員なのかを解析する。
そして、どのサイトを経由して来店したのか、
何ページ閲覧したのか、
どのくらい滞在したのか、
実際に購入したことがあるのかなど、
来店者の会員情報や行動の特徴をを即座に解析する。

このように解析した来店者の情報は、
ECサイトの管理画面でタイムラインとしてみることができる。

このタイムラインを見ながら、
ポップアップメッセージを送ったり、
クーポンを発行するなどの接客をする。

来店している間に顧客に合わせたさまざまなタイミングで
リアルタイム接客を実現できるというものだ。

接客は、ポップアップ、メール、チャット、カードなどを利用する。
ECサイト側は、解析した顧客データごとに
任意のアクションを指定できるようになっている。

プレイドでは、接客方法を簡単に選ぶことができる
KARTE向けのテンプレートも提供している。
このテンプレートは今後拡充していく予定だという。

ベータ版でKARTEを導入した企業は50サイトを超え、
解析したユニークユーザー数は4500万人、
訪問数は1億2000万件を突破した。

企業によっては、
新規会員獲得率が108%アップした事例や、
購入率が30%向上したという事例もあるという。

料金プランは、基本料が月5000円。
接客料金として1回の接客に1円の接客料金が設定されている。

KARTEは、EC企業の大小にかかわらず、
低コストでリアルタイムな接客ができる
頼もしいツールといえそうだ。

「ネットショップ担当者フォーラム」より引用
https://netshop.impress.co.jp/node/1348