9月9日(米国時間)Apple社のプレスイベントが開催された。
イベントでは最新のiPhone 6やiPhone 6 Plus、iOS 8、
Apple Watchの発売が発表された。

しかし、eコマース業者にはそれ以上の発表があった。
それは「Apple Pay」と呼ばれる新しい決済法である。

店舗でのApple Payの機能は非常に進化しており、
当然の事ながら注目を集めた。
iPhone 6シリーズ (Apple WatchならiPhone 5シリーズ)を
支払カウンターのコードリーダーにかざすことで決済が行われる。

また、店側も店舗から離れている小売業社への
支払に使うことができるという。
以下、Apple社による説明だ。

「iPhoneアプリでのオンラインショッピングは
指で触れるだけの簡単なものだ。
ユーザーはIDをタッチすれば、
衣類や電化製品、健康・美容商品やチケットといった品物の
購入やサービスに対する支払いができる。

支払はサッと触れるだけ。
だから長い決済用紙への記入や送付先、
請求先の情報や個人情報が保存された
クレジットカード情報を再入力する必要はない。」

要するに、家にいながら小売店のモバイルアプリへアクセスし
Apple Pay を使って支払ができるということだ。
以下はApple Pay に関する追加情報だ。

•米国でのクレジットカード利用の83%を占める
American ExpressやMasterCard、Visa といった
3大信販会社のクレジットカードやデビットカード、
またBank of America、Capital One Bank、
Chase、Citi and Wells Fargoといった
大手銀行から発行されたカードがサポートされている。

•米国のAppleストアー258店舗やブルーミングデール、
ディズニーストアー、ウォルトディズニーリゾート、
デュアンリード、メイシーズ、マクドナルド、
セフォラ、ステイプルズ、サブウェイ、
ウォルグリーン、ホールフードマーケットなどが対応している。

•Apple Watchもカードリーダーにかざせば、
全米220,000カ所の小売店で利用できる。

•店舗ではSecure Elementと呼ばれる専用のチップや
NFC(近距離無線通信)、タッチID(指紋認証)を利用している。

•顧客の氏名、クレジットカード番号や暗証番号などは店側には伝わらない。

顧客情報に関して言えば、Apple社はAmazonやPaypalと
違うアプローチで支払処理の解決方法を取っている。

Apple社のInternet Software and Services担当上級副社長のEddy Cue氏は、
「弊社は購入履歴を集めたりしない。
だから何をどこで幾らで買ったかもわからないし、
もし、iPhoneをなくしたり盗まれたりしても、
「iPhoneを探す」機能を使って迅速に支払を停止することができる。」と述べた。

発表の詳細をご覧になりたい方はApple社サイトへ。

eCOMMERCEBYTESより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m09/i10/s02