1980年から1990年代初頭に生まれた世代は、
アメリカではミレニアルズと呼ばれる。

彼らの親に当たるのは、アメリカでは
戦後直後に生まれたベビーブーマーズ、
また不況を生きたジェネレーションX。
日本では団塊世代と新人類と呼ばれることも。

日本でも話題になることの多いこの親子世代の対立、
アメリカでも事情は似ているようで……

いつの時代も親世代から後ろ指をさされることの多い若い世代。
でもミレニアルズの意外としっかりしていて柔軟性のある部分、
団塊世代が学ぶところもあるのでは?

32歳の企業家Cara Sillettoさんはこう語る。
「団塊世代の親たちは、嫌いな仕事を20年続けて、
やっと退職したと思ったら、
『ああ、10年前にあれをしておけばよかった』って後悔する」

そんな団塊世代がミレニアルズから学べる7つのことを挙げてみます。

1. テクノロジーを活用する
33歳のコメディアンDan Nainanさんは言う。
「テクノロジーの恩恵を一番受けるのは親世代だよ。
メールやスカイプで連絡をとりあったり、健康状態や医療について
ネットでたくさんの情報を得られるんだから」

2. 社会と繋がる
世界をよくするためにできること。
ミレニアルズだってリッチになって快適に暮らしたいのは同じ。
でも彼らはSNSを使って、気になっている社会問題について
すばやくシェアすることで、社会と繋がる姿勢がある。

3. やりたいことをやる 
たくさんお金を稼げるから、スキルになるから、
というだけで何かをしても、幸せにはなれない。

ミレニアルズは、何がしたいかをはっきりさせて、
それをやるべきだ、と信じている。

24歳のCarly Brookeさんは言う、
「過去を振り返って『夢を叶えるだめに努力すればよかった!』
なんて絶対に言いたくない」

4. 仕事と日常生活を分けない
もし情熱を注げる何かをしているなら、
別にワークバランスなんてとる必要はない。
結局のところ、すべてひっくるめて人生なのだから。

仕事と遊びを自由自在に行き来して、
ふたつを混ぜてどちらも楽しむべきだ。

5. 素早く学ぶ
急速に進化し続ける世界に対応するには、
「素早く学ぶ」という新スキルが必要。

33歳の経営者Jon Klineさんは言う、
「履歴書をみるときは、幅広い経験があること、広い交友関係、
いろんな状況での成功事例を重視します」

6. 未来に対してまっさらであること
未来はこうでなきゃ、という凝り固まった考え方を持っていたのでは、
人生に訪れるたくさんのチャンスと刺激的な出来事を逃してしまう。
人生は発見の連続、発見に対してオープンでいるべき。

7. リスクをとる
ミレニアルズは、リスクをとることが
成功にとって欠かせない過程だと知っている。

彼らはまた、失敗したときに親世代が
実家に受け入れてくれることに感謝もしている。

安全な道を歩むだけでは人生はつまらない。
リスクをとればもちろん失敗もあるだろう。
でもミレニアルズは、リスクがもたらす無限の可能性に惹かれる。

27歳の企業家Ximena N. Beltran Quan Kiuさんは言う、
「将来するどんな失敗も素晴らしい教えをもたらしてくれるだろう、
そして僕は喜んでそれから学びたい」

TABI LABOより引用