<マレーシアのモバイルコマース>

ニールセン&PayPalの分析によると、
マレーシアのe-コマース史上の規模は2013年には
RM3億6千5百万リンギット(約115億5千万円)だった
(サービスと物品売買の合算)。

ユーロモニターのレポートを見ると、
1億2千4百万リンギット(PayPalによると34%)が、
物品売買のみによるものとなっている。

では、モバイルコマースはどうだろう?Mobile commerce market size in Malaysia

ニールセン&PayPalによると、
2013年にはモバイルコマース市場は1億8千2百万リンギットで、
全e-コマース市場のほぼ50%を占めている。

面白いことに、つい最近の2010年時点では、
モバイルコマースのシェアはわずか5.5%だった。

それが2015年には59.6%に届くと目されている。

次に、マレーシア人がモバイルデバイスで何を買うのかを見てみよう。

Top mobile commerce categories in Malaysia

予想通り、映画のチケットがスマートフォンでの買い物のメインで、
ファッション&アクセサリーが続く。
タブレットに限ると、航空チケットが一番人気のようだ。

<マレーシアのモバイル決済>
一番人気の商品が映画チケットなので、
マレーシアの主要な映画館GSCで、
どんなモバイル決済方法が使えるのか見てみよう。

Mobile payments accepted by GSC

上のスクリーンショットを見ると、GSCで使えるのはM2U、
RHB(共にオンラインバンキング)とPayPalのみだ。

個人的には、PayPalがモバイル決済において、
最も顧客利便性が高いと思う。

オンラインバンキングでは、
TAC(決済の際、銀行にリクエストを送ると、
登録した携帯電話のアドレスに数桁のコードが送信され、
それを入力して決済するシステム)が必要になるからだ。

マレーシアで一番いいオンライン決済方法の分析によると、
PayPal、Cash、COD、Celcom AirCashなどで
行われている決済はわずか12.5%。

さらに、マレーシアには2、3十万人の
PayPalユーザーしかいないのだ。

この事実は、マレーシアには強力なモバイル決済サービスが
ないという現状を示している。

Mobile payments in Malaysia

 

World Payによると、M-マネーのような専門的な
決済サービスに限ると、わずか0.3%の取引がモバイル決済だという。

On Device Researchは、
なぜマレーシアではモバイル決済の需要がないのかをこうまとめている:

銀行口座が広く普及しており、大多数が簡単にアクセスできる。
そのため、オンラインでの買い物の支払いは口座振替が一般的である。

クレジットカードも広く使われている。
800万人以上のマレーシア人が1枚は持っている。

便利なモバイル決済方法を導入するという、
おいしい独占状態に興味を示す携帯キャリアが今のところない。

e-commerce miloより引用

http://www.ecommercemilo.com/2014/03/mobile-users-mcommerce-mpayment-malaysia.html#.UyGuqed_vvD