韓国の大手オンラインモール11Streetが、
マレーシア版の立ち上げに3500万RM
(マレーシアリンギット、約11.4億円)を
投資することを発表した。

オープンは今年4月の予定で、現在同社では
セラー登録を受付中とのことだ。

11StreetマレーシアのCEOであるHoseok Kim氏は、
「マレーシアの消費者に、いつでもどこでも、
多種多様な商品が購入可能な、便利で信用できる
eコマースプラットフォームを提供する」
と言う。

また、より満足度の高いショッピング体験を提供するため、
同サイトは単なる商品販売に留まらず、
eバウチャー等のお買い得券も取り扱う、
マレーシアでは初めてのタイプの
オンライン マーケットプレイスになるとのこと。

Kim氏は、オンラインショップを持たない従来型の実店舗や
中小企業に出店を働きかけており、セラー開発プログラムや
マーケティング、販促への投資で、地元セラーと消費者の
つながりに加速をつけたい模様だ。

より多くの地元店舗、特に中小企業が従来の
ビジネスモデルを打ち破って、オンライン上で
多数の機会を検討できるようにすることで、
eコマースの継続的な成長を助長し、業界の
成熟度を上げたいと言う。

11Streetは既存のeコマースサイトとは異なり、
あらゆるタイプのセラーをサポートできる
eコマースモデルを持つ。

世界的規模のベンチャーで培った専門知識と
ノウハウにより、オンライン小売業者にも、
従来型の実店舗にも、販売を最大限に伸ばして
業界で成功させることができる。またそれが、
マレーシアのオンラインショッピング市場の成長を
促進することになると言う。

更にKim氏は、同サイトが備える、独特で洗練された
マーチャンダイジング・ツール「Seller Zone」について
触れる。

Seller Zoneでは、
定期的にeコマースセミナーやワークショップが開催され、
オンラインビジネスの開設をフルサポートするとのことだ。

この様なeコマース教育及びサポート機能は、
マレーシアでは業界初であり、
同国のeコマース業界の成長のため、
最も重要視している投資の1つなのだそうだ。

またモビリティ傾向に応じて、統合された
モバイル・インターフェースやアプリケーションを
サイトの公式オープン時に提供する予定だと言う。

これによりセラーは、
より優れた在庫管理や
商品マーケティングプログラム、
決済の恩恵を受けることができる。

更には分析機能も提供し、
オンラインショッピング体験の向上により、
セラーが顧客をつなぎ留めるのを手助けする。

11Streetマレーシアでは、
早期販促パッケージの一環として、
2015年3月末までに新規登録したセラーには、
出店料無料や取引手数料半額などの特典が与えられるとのこと。

MIS Asiaより引用
http://www.mis-asia.com/tech/internet/koreas-11street-invests-us10m-to-draw-malaysian-sellers-online/