毎年1月に発表されるAmazon.comの
サードパーティーセラー用プログラムの
実績に関するプレスリリースで、
今年は特に、昨年3月に導入した、
セラーのためのモバイルアプリをアピールした。

Amazonマーケットプレイスのヴァイスプレジデント、
Peter Faricy氏によると、携帯電話の普及と
「Amazon Seller」アプリの導入は、
セラーにとって大きな利益になっていると言う。

出先でもタブレットや携帯デバイスで
ビジネスが管理できる柔軟性が、
セラーから常に高く評価されているとのことだ。

今月5日のプレスリリースでAmazon.comは、
以下のように記している。

「当社のAmazon Sellerアプリは、
忙しく出回っているセラーの方達が、
出先からでもモバイルデバイスを利用して直接、
Amazon.comでビジネスの管理ができるようにと、
導入されたものです。

同アプリはAndroid、iOS、Fire Phone(ファイアフォン)で利用可能で、
今まで以上に在庫管理や新商品の調達と出品を素早く、
また顧客の問い合わせに迅速に対応できるようにするために開発されたものです。」

iTunesストアは同アプリの機能について以下のように説明している。

・注文管理。
未決注文の閲覧と発送の確認。
商品が売れた際の通知メール。

・在庫管理。
在庫商品の検索、整理及びフィルター処理。
出先での価格及び数量の更新。

・Amazon.comで販売する新商品の検索。
Amazon.comで販売される商品の時価、販売ランキング、
レビューをテキスト検索又はバーコードスキャンでチェック。

・販売前に利益を概算。
原価を入力して、Selling on Amazonや
Fulfillment by Amazon (FBA)の手数料を引いた後の商品利益の
概算を知る。

・商品の出品。
Amazon.comで販売する商品の出品が素早く簡単に。

・顧客からのメッセージ対応。
アプリで顧客からの問い合わせに迅速に対応することで、
優良なカスタマーサービスを提供。

・Amazon.comによるサポート。
商品販売に関する質問は、アプリでセラーサポートへ連絡。

・セラーアカウントへの安全なアクセス。
全アクティビティはAmazon.comのサーバーを通して実行。

セラー用アプリをテーマにしたAmazon掲示板での最近の
ディスカッションでは、該当商品のバーコードをスキャンすることで、
既存商品の出品にアプリが利用できることが確認された。

あるセラーは、

「昨夜試してみたが、とても上手くいった。
バーコードをスキャンするとスクリーン下部に『出品』と表示され、
手順に従って送信が終了した。
まるでコンピューターで操作しているようだった。
このアプリでかなりの時間が節約できる」
と言う。

また別のセラーは、

「小売業の鞘取りの世界では、
多くの人が2つのスキャナーを使用する。
1つはAmazon Sellerアプリのあるモバイルデバイスで、
もう1つはメインのコンピューターに直接付いているものだ。

アプリでも直接簡単に出品できるが、
商品ページに情報や条件注記を追加する場合、
コンピューターの方がずっと簡単だ。」
と言う。

EcommerceBytes.comより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y15/m01/i06/s02