一風変わったマーケティングで知られるアウトドア用品業者・
Moosejawが、自社サイトを訪問した1万9千人の
モバイルショッピングの習慣について、調査を行った。

この調査で明らかになったところでは、
86%が携帯電話で物品(非メディア関連商品)を購入したことがあり、
93%がタブレットで物品を購入したことがある。
また50%以上が、モバイルデバイスで
5回以上買い物をしたことがあった。

モバイルデバイスからのアクセスは、
Moosejawのサイト訪問者の3分の1以上を占めており、
現在も増加中だ。

そのためMoosejawはなぜスマホの訪問者数対購入率が
PCのそれの40%程度なのかを知りたかったという。
(タブレットの訪問者数対購入率は80%)

これはモバイルでの買い物体験が快適でないからなのか、
それとも単にモバイル顧客の傾向か? 

調査は、スマホからの訪問客71%、タブレットからでは67%が、
サイトを訪問するとき何かを買おうとしておらず、
「ただ商品をチェックしているだけ」なのだと明らかにした。

モバイルデバイスでの表示スピードが大きな原因なのか? 
しかしながら、サイトの表示スピードを
買い物しない原因として挙げたのは回答者の6%に留まった。

納得できる価格や商品に出会えないことや、
使い勝手を原因に挙げた回答者より少なかったのだ。

MoosejawのCEO、Eoin Comerford氏は以下のように語る。
「明らかに、表示スピードや使い勝手は、
30%の”購入意思のある”モバイルデバイスからの訪問客にとっては、
大きな問題です。

しかしながらこういった理由だけでは、デスクトップとの
訪問者数対購入率の差が説明できません。

モバイルデバイスからの訪問体験を、
全体の買い物体験と比較しながら考えるべきです。
なぜデスクトップやリアル店舗での購入に行き着くことが多いのか、
という視点で」

回答者の53%が、スマホに届くMoosejawからのeメールを
大体開封すると答えたが、51%が開封しないと答えた。
その理由は、他のデバイス(ラップトップやデスクトップ)から
サイトを訪問したいから、というものだった。

Moosejawのヴィジュアルプロデューサー、Dan Pingree氏はこう言う。
「モバイルユーザーに適したeメールの開発は、
どんどん重要になってきています。メールを開封しないモバイルユーザーは、
ダイレクト・トラフィック(検索などで直接サイトを訪問すること)
に流れている、という見方もできます」

Moosejawはモバイルショッピング分野でのパイオニアであり続けてきた。
2011年、メインサイトをモバイルユーザー用にカスタマイズした
初の大手オンライン業者である。

MULTICHANNEL MERCHANTより引用
http://multichannelmerchant.com/ecommerce/70-mobile-visitors-intention-buy-22072014/