前回無在庫販売が危なっかしいと思われる問題の1つ、
アカウントの問題についてお伝えしました。

今回はその続きです。

僕らのやっているような「無在庫販売」というビジネスモデル自体が、
何だか危なっかしいような?と思っている人は、恐らく多いと思います。

実際僕もそうでした。
なんかこう、無在庫販売っていうのは、
リスクをとらない裏技、みたいなイメージで、
いつか稼げなくなるんじゃないか、と。

その不安は、恐らく大きく2つに分かれると思います。
一つは、
「こんなに色んな人がやってるから、すぐ稼げなくなるんじゃないか…」
というやつです。

僕はAmazonでの販売を始めて1年程度ですが、
eBayでの販売を始めてからは3年経っています。
その3年で、eBayでの無在庫販売の現状は、あまり変わっていません。

フツーにやれば、フツーに稼げる。みたいな感じ。
3年前は、競合が増えることの不安でいっぱいでしたけど、完全に杞憂でした。
Amazonはもうちょっと増えそうな気はしますけど…

いくら人が入って来ても、稼げる総額は変わんないので、
あとは競争に勝てるかどうか、です。

Amazonの場合は、
「全自動で稼げる」みたいなことを言い出す人が多いので、
その分頭の良くない人ばっかり入ってくるようですね。

だから、そういう理由で稼ぎにくくなることはあっても、
稼げなくなる、ということはないと思います。

で、無在庫販売のもう一つの不安は、
「強いセラーが出て来たらどうしよう」
というやつです。

無在庫販売っていうのは、その特性上、
小売価格で仕入れることがほとんどになります。
すると、在庫販売者の価格には、基本的に勝てません。

だから、そんな人達が沢山入って来たら、稼げなくなる。
と、そう思うのは自然なことです。
が、僕はこれこそ杞憂だと思っています。

その理由も2つあります。
一つは、無在庫販売は、ロングテールを狙うことが出来るからです。

ロングテールとは…一言で言うと、
「たまにしか売れない商品」を売る戦略のことです。

セラーとしてのAmazonの戦略なんかがそれにあたるわけですけども…
それを在庫を持ってやろうとすると、莫大な資金が必要になります。
そんなことが出来る人間は、まー、ほぼいないです。

それが無在庫販売ならば、ほんの小資本で可能となるわけですよ。

だから、バカ売れする商品は、在庫販売者に任せとけばいいんです。
または自分がピンポイントで在庫を持ってもいいですし。
無在庫販売は、その他のところで十分稼げます。

そんな感じで、在庫販売と無在庫販売は、
同じ物販に見えて、根本的な部分が異なっています。

だから、在庫販売で強いセラーのスキルなんか、
無在庫販売ではあまり役に立ちません。

これが、理由の2つ目。
そういう、僕らから見た「強いセラー」とは、
実はフィールドが違うから、こっちには入ってこないし、
入って来ただけでは、そこまで脅威ではない、ということ。

そんな感じで、無在庫販売というものを見直す、今日この頃です。
相変わらず別のこともしたいけど、
もうちょっと突き抜けてみようと思います。

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