僕は価格設定の方法を頻繁に変えて
売上の増減を観察するようにしています。

こうすることで売上をある程度
自分でコントロール出来るようになります。

これは、自らの限られた資金力の中で
最大の収益を上げるためにも必要なことです。

価格設定の際にはもちろん
他セラーの価格設定も
確認することになりますが、

その時に僕がよく思うのが、
タイトルの通り「その値段で大丈夫!?」
ということです。

還付狙いでとにかく売上を上げたい、
取引の数量を増やしたい、等の
目的がはっきりしていれば良いのですが、

セラーの熟練度を見ていると
「気付いてないんじゃないかな」
と思うことも少なくありません。

お客様にお支払いただいたお金からではなく、
クレジットカードで仕入れることで、

お金の流れが把握出来ていない
恐れがあります。

今一度、入金と出金を見比べ、
本当に収益が上がっているのかを
きちんと確認してみて下さい。

しかし価格設定を見直すだけでは、
自分のミスに気付けない恐れがあります。

今回は、僕が実際に行っている
価格設定の方法を皆さんと共有しますので、

自分の価格設定が正しいのかを
是非この機会に確認するようにしてください。

【正しい価格設定の方法】

1) 利益率を設定する

利益率の説明は改めて必要ありませんよね。
今回は仮に20%としましょう。

2) 最低許容利益額を設定する

利益率が20%の場合、100円の商品だと
利益が20円になってしまいます。

ですので、最低許容利益額を
決めておく必要があります。

今回は最低許容利益額を、
仮に400円としましょう。

3) 仕入れ価格に希望利益額を乗せる

仮に仕入れ価格が2000円としましょう。

1) の場合:2000/(1-0.2)=2500
2) の場合:2000+400=2400

1)か2)の、
どちらか大きい方を選びます。

4) 3)で決めた価格へ、更に送料を乗せる

仮に送料を1000円としましょう。

2500+1000=3500

5) Amazon販売手数料を乗せる

手数料を15%とすると、

3500/(1-0.15)=4118

6) 各国通貨に直す

1USD=100JPYとすると、

4118/100=41.18

販売価格は$41.18
ということになりました。

―――――

※今回は簡略化しましたが、
必要に応じて支払いの
受け取りに関する手数料を
4)と5)の間で乗せる必要があります。

仮にPayoneerだとすると、
3%として、/(1-0.03)
ということになります。

―――――

これで、きちんと
利益の出る価格になりますので、
自分の価格設定と見比べてみて下さい。

ただ、僕はこの価格を
独自販売価格と呼んでいて、

実際にこの値段で必ず
販売するわけではありません。

この計算式から
算出される価格というのは
市場価格を乱す恐れがあります。

ですので、僕はこれを
独自販売価格と呼んでおり、

販売価格を決定する上での、
ひとつの選択肢にしているだけです。

僕の販売価格を決定する方法は
至って簡単で、

「販売国の最安値価格」と
「独自販売価格」の
どちらか大きい方の価格を
最終的な販売価格とする。

ということです。

たったこれだけで、
市場価格を乱さずに済みますし、
利益の最大化を図ることも出来ます。

ちなみに、なんらかの要因で
独自販売価格の設定にミスがあった場合に、

未然に防ぐことが出来る、
というおまけ付きです。

Amazon販売のような価格が
物を言うプラットフォームでは、
価格を下げて優位に立ちたい
気持ちはわかりますが、

そうすると、どうしてもシステムで
最安値を追うような構図になり、

市場価格が暴落する
という結果になります。

よって、
市場価格を大切にするほうが、
自分にとっても有益である

ということをしっかりと
認識するようにして下さい。

以上、『正しい価格設定の方法』でした!

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