実店舗を構えるオンラインアパレル企業が増えている。

例えばロスのアパレル系eコマース企業Nasty Galは、
サウスランドにショップを開店すると最近発表したし、
Bonobos、JustFabといった他ブランドも
ニューヨークなどの大都市に実店舗をオープンさせている。

「オンライン販売はどうしても、触れない、感じられない、
というデメリットがありますからね。それを解決するため、
やはり実店舗という発想が出てくるのだと思います」と、
NPDグループのアナリスト・Marshal Cohen氏は言う。

こういった例はまだ少数だが、
ウェブサイトがどんなに効率的で簡単な販売方法でも、
やはり昔ながらの方法で買い物をしたいという人は存在する。

ロス在住のStephanie Torresさんは、
数ヶ月前にJustFabのウェブサイト会員になったが、
試着せずに靴を買うことに抵抗があったため、
同サイトを使用したことがなかった。

しかしJustFabの実店舗ができたため早速来店して試着し、
使用感を確かめた上でウェブサイトでパンプスを購入したという。

また実店舗は、オンラインでは実現できないサービスを提供できる。
例えば試着の際の店員によるアドバイスがそれだ。

スウィムウェアのeコマース企業SwimSpotも
「買い物のときアドバイスを欲しがる客」を重視し、
西海岸に3店舗をオープンした。

また、Bonobosはしっかり買い物をする実店舗ではなく、
ショールーム的な店をオープンした。

ここでは試着をして気に入ったら、
客は店舗内でオンラインオーダーをし、
48時間以内に商品を受け取れるシステムだ。

オンライン購入に抵抗がある層を取り込むことに成功した、
と同社の取締役Andy Dunn氏は言う。

その証拠に、店舗内オーダーは360ドルと、
純粋なウェブサイトからのオーダーの倍額に上るという。

Dunnの持論はこうだ。
「男性は基本的に怠け者ですからね。
一度試着して似合うと思ったものは、
次からは試着せずにオンラインで買うんですよ」

Los Angels Timesより引用
http://www.latimes.com/business/la-fi-etailer-stores-20140720-story.html#page=1