USPS(郵便局) による日曜配送を拡充するため
Amazonは今年中に郵便局の近くに
15の配送センターを開設すると発表している。
これは、Amazon自身で配送を充実させ
主要配送会社と競い合うことが目的であると見られている。

新しいセンター(8つは既に稼働中)ができると
プライムサービスユーザーは
11:59 p.mに注文した商品の翌々日配送を
無料で受けられるようになる。

通常、プライムメンバーの割引注文締切りは
午後3時となっている。
配送センターのサービス適用エリアに住む
非プライムメンバーは、1商品に付1.99ドル(約203円)から
午後11:50まで翌々日配送サービスを受けることができるようになる。

「この仕分けセンターを設けることで顧客との距離が近くなり、
日曜配送であっても最短スピードで配送が可能になる。
これは我々のアメリカでの事業展開でとても重要なことだ」とAmazonは述べている。

また、Amazonは更に6つのフルフィルメントセンターを設ける予定だ。
北アメリカにはAmazonのフルフィルメントセンターと配送センターが59ある。
Amazonは最終的に50の仕分けセンターを開設すると見られている。

これは、アメリカ国民の85%をカバーする
7000の郵便局を活用することが目的とされている。
これによって、主要企業の速達サービスと同程度のものが提供でき、
食料雑貨配達サービスAmazon Freshを拡充することができる。

Amazonはこの仕分けセンターができることで
配送先の配送区域(DDU)に商品を輸送でき、
FedEx、UPSやDHLの速達サービス以上のものを
高い配送割引料金で提供できる。

このDDUに直接輸送することで
USPSがAmazonの日曜配送を可能にするのだ。

また、この仕分けセンターが構築されれば、
小売業者やカタログ通信販売業者に対し
このサービスを販売することも可能である。

顧客との距離を近づけるだけでなく、
業者にサービスとしてDDU配送を売ることが
Amazonの計画であると見ている専門家もいる。

巨大な配送ネットワーク網によって、
Amazonは、配送業務を行うこと無く
主要配送企業と直接競合することができる。

さらに多くのサービスを提供できるようになり、
それが新たな収益源になるとみられる。

Multichannel Merchantより引用
http://multichannelmerchant.com/opsandfulfillment/warehouse/amazon-open-15-sortation-centers-2014-05082014/