今、スタートアップで「ロジスティクス分野」が熱い。
同分野のスタートアップへの投資は12年後半から上向き、
14年第1四半期には3200万ドルと急増しているという。

アメリカでは日用品を即日配達する「Instacart」や
CtoC向け配送サービス「shyp」などの人気が上昇中。

国内では今月21日から「オープンロジ」が
中小事業者や個人向け物流アウトソーシングサービスを開始した。

同サービスの強みはシンプルな業務フローと料金設定。
従来の物流アウトソーシングサービスでは
問い合わせから見積もりまで約1カ月はかかるケースが多いという。

そこをオープンロジでは最短2分での利用を実現。
ユーザーはECで取り扱う商品を
サイト上で登録し、倉庫へ入庫するだけ。

商品は1個1個バーコードを使って入出庫管理され、
商品が売れたら、倉庫でピッキング・梱包・配送を行ってくれる。

時間指定や代引きにも対応。
配送の際には明細書も同梱される。

さらに同社独自でシンプルな管理画面を開発。
個人でも手軽にウエブ上で入出荷を確認できる。
オープンロジの管理画面

入庫料は一律15円。
保管料は1日0.2円~10円(サイズによる)。
配送料は220円~780円(同上)。

例えば関東圏にMサイズ(縦・横・高さの合計60cm以内)の荷物を送る際、
ヤマト運輸の宅配便を使うと756円かかる。

オープンロジだと1カ月の保管料や入庫料込みで486円と
36%も割り引かれる。
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サービス開始に先立ち、
ユーザー限定で行ったテストの反応も上向きだそう。

副業でネットオークションを手がけるある個人は、
「梱包も含めて業者が行うため、落札者からの評価も高い」
「平日に梱包作業なんてできないので、そういった面でも利便性を感じる」
との感想を述べたという。

オープンロジ代表取締役の伊藤秀嗣氏は
富士山マガジンサービスを創業期から支え、
物流網の構築に携わってきたという経歴を持つ。

「物流は成長分野にもかかわらず、
アウトソーシング先の体質は変わっていない。
そこを効率的に変えられるのではないか」
との思いから起業したと、同氏は語っている。

Tech Crunchより引用
http://jp.techcrunch.com/2014/10/21/jp20141020_openlogi/