不動産投資と海外販売ビジネスの違い 前編
からの続きになります

前編では、
不動産投資と海外販売ビジネスを比べる為に必要な
以下の5つの切り口について途中まで語っていました。

・必要資金
・所要時間
・収益性
・必要なノウハウ
・出口戦略

必要資金と所要時間については既にお話しましたので、
今回はそれ以外の項目について触れていきたいと思います。

■収益性について

不動産投資から得られる収益は、
管理維持にかかる手数料を差し引けば、
物件価格に対して税前でおおよそ6%~10%。

空室のリスクもありますが、
5年、10年と中長期にわたり変動が小さいのが特徴です。

投資資金に対する利回りに換算すると、
年率で50%~100%といった運用も可能です。

一方で海外販売から得られる収益は、
個々の取引を見れば10%~30%程度が多いかと思います。

100万円の売上で税引き後で毎月15%の収益が得られると、
1年で資金はおよそ5倍に成長します。

外注化等の諸経費を差し引いて
利回りが10%に落ちたとしても1年で資金は3倍に成長します。

海外販売ビジネスは不動産投資に比べて、
収益の安定性は低いかもしれませんが、
資金効率は不動産よりも良くなるケースも多いです。

私が現時点では不動産投資よりも、
海外販売に魅力を感じているのはこの資金効率の違いです。

■必要なノウハウ

不動産投資に必要な知識は私の場合は、
70冊の関連書籍と100万円相当のセミナーから得ました。

大きな投資には大きなリスクも伴うもので、
得られる情報があれば入手したいと思って取り組みました。

一方で海外販売に関する書籍は
個人貿易を含めてもいまだに10冊もありません。

また、海外販売に関するマニュアル等は、
無償・有償を含めても数種類です。

私が海外販売を始めた当初は
個人輸出のノウハウは吉田さんに教えて頂きました。

また、Amazon販売については輸入ノウハウや経験を参考に、
仲間と試行錯誤をしながら取り組んできました。

海外販売に必要なノウハウは、
不動産投資に比べれば短期間で身につけられます。

■出口戦略について

出口戦略とは事業からの徹底です。
不動産投資において出口とは、
物件の売却や自身の管理会社の売却を意味します。

不動産会社さんに売却を依頼し、
引き合いに応じて相対で買主さんと交渉することになります。

不動産投資市場の活況度や景気、
銀行の融資への取組状況や物件の賃貸状況など、
様々な要因がからんできますので難易度は高いですね。

一方の海外販売ビジネスについては、
出口戦略は取りやすくもあります。

在庫をもっていなければ販売を停止するだけで済みますし、
仮に在庫をお持ちであったとしても、
価格を調整して売り切ったり、在庫を譲渡することも可能です。

海外販売については徹底などは考えていませんし、
これからますます力を入れて行きたいですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編