相庭です。

yahooショップ無料化のニュースが

ネット物販業界を賑わしたばかりですが、

Amazon関係のこんなニュースもありました。

http://japan.cnet.com/news/service/35038272/

「Login and Pay with Amazon」という、

Amazonの決済システムを、他の小売ネットショップでも

利用できるようにしたものです。

これを導入したネットショップで買い物する場合、

ユーザーはAmazonにユーザー登録があれば、

Amazonに登録したクレジットカード情報や

住所氏名などの個人情報をそのまま使えるため、

いちいちショップに個人情報を登録したり、

カード情報を入力しなくて良いというものです。

すでに米国Amazon.com傘下の

小売ショップでは導入が始まっていて、

新規顧客の40%は同システムを利用して

決済を行うという結果が出ているようです。

そういえば僕も、

ちょっと前にマネートラップ式のショップで

注文の入った商品を仕入れるために、

米国のAmazon以外のショップで買い物したところ、

このAmazon Paymentsというシステムにつながり、

Amazon.comのアカウントを使って決済したことがありました。

なお、米国Amazon.comで提供される

決済代行サービスは、米国内の利用者のみに

提供されるということなので、

日本国内で利用できるようになるのは、

まだちょっと先のようです。

いま国内のショップでは、

PAYPALやイプシロンなどの

決済システムがメインで使われていると思いますが、

もしこのAmazon Paymentsが

今後日本で提供され、

自社ショップに導入したなら、

Amazonの登録者はほぼほぼ、

こちらで決済するようになるでしょうね。

たしかに、これを導入すれば

ユーザーの利便性はすごく向上するし、

多少、作り込みの甘いショップでも

「Amazon公認」のような安心感を持って、

決済してくれるようになるでしょう。

コンバージョン率は

間違いなく向上させることができそうですね。

気になるのは、

決済手数料がどの程度になるのかと、

決済代金の振り込み期日ですね。

PAYPALはすぐ現金化できますが、

多分Amazonの支払いは翌月以降になるでしょう。

もうひとつ、心配なのは、

このシステムを導入した場合、

ちゃんとショップ側はユーザーの情報を取得できるのかな、ということです。

商品の発送などの都合があるので、

住所氏名とかは取得できると思いますが、

大事なのは、

顧客の直接連絡先である、メールアドレスです。

これがないと、かなり顧客フォローに不利ですね。

ネットショップは財産になる、

といいますが、

商売人にとっていちばん大事な資産とは、

その中身である顧客リストです。

手数料を取られたうえ

顧客リストが取れなくなってしまうと、

ヤフオク、Amazon、楽天のような

プラットフォーム販売しているのと、変わらなくなります。

そのへんがクリアされたら

すごく使い勝手がよさそうですが、

そんなうまい話はないだろうなー…。

少なくとも、手数料はがっぽり取られるでしょうね。

PAYPALと二者択一という図式になる日が

やがて来るかもしれません。

ご参考までに。

頑張っていきましょうー!