世界に3億5千万人いると言われる
うつ病患者にとって
自分自身のうつ症状を明らかにすることは
うつ病を理解してもらうことと
同じくらい難しいことだ。

うつ病は自分で自分自身をひどく嫌う傾向にある。
意欲を失い、肉体的苦痛を伴うことで
仕事や学校、プライベートで
上手く行動できなくなってしまう。

しかしこれはただの序章に過ぎない。
次の8つのことが分かると
うつ病の人をより深く理解することができる。

1. 元気出せと言われるとフラストレーションが起きる
うつ病は、次の日の朝起きたら
元気になっているという簡単なものでは無い。
こういった言葉は逆効果になる。

2. 人はうつ病を悲しみの感情と勘違いする
うつ病は単に悲しかったことが原因でなるのではない

3. 簡単に克服できるものなどない
慢性的なうつに悩まされている人にとっては
全てのことに大きな克服が必要となるので
簡単に克服できるものなどはない。
ほとんどの人にとって普通の日常生活の行動が
うつ病の人にとっては大きなハードルとなる。

4. 気力の欠如は午後の仕事効率の不調以上
うつ病患者の気力の落ち込みは、
普通の人が午後3時位になって眠気や疲れで
仕事効率が落ちてしまう時以上のものである。
意欲が低下することで
筋肉自体が動かないと感じることさえある。

5. 精神的な症状だけでなく身体的な症状もある
落ち着かない、消化不良、吐き気、頭痛、
筋肉・関節疲労といった症状もある。

6. 楽しかったことが全く楽しめなくなる
うつは日常生活の些細な楽しみにまで影響を及ぼす。
これまで楽しめていた趣味などの活動や
友達と遊ぶこと、恋人と会うことも
楽しめなくなってしまう。

7. 感情を伝えるのが難しくなる
周りにいる人達が同じ気持ちではないことが分かると
思っていることを言葉にするのが難しくなる。

8. 症状は人によって異なる
うつは人によって症状や原因が違うため
その治療法も異なる。
重要なのは諦めずに
完治に向けて治療を続けることだ。

うつ病は人間的な弱さやモラルの欠如ではなく
病気だということをたくさんの人に
認識してもらう必要がある。
理解することがうつ病に苦しむ人々を
助ける大きな一歩になる。

The Huffington Postより引用