サーチエンジン、ソーシャルメディア、広告キャンペーンを経由した
e-コマースサイトへの客足は過去一年に減少を見たが、
売り上げ自体は増加していることが
“Ecommerce Quarterly”(Monetate社)の最新版で明らかになった。

2014年の客足はサーチエンジン経由が2013年から10%、
ソーシャルは39%, 広告は41%と減少したが、
サーチエンジンとソーシャル経由の売上高は
2013と2014の第1四半期に共に増加している。

この数字が意味することは
オフラインの通常の買い物と同様、
目的の物を探し、見つかったら買うという
無駄の無い購買行為が増えていることだ。

オンラインでは特に視覚効果が高い。
Montelate によると Pinterest, Instagram, Polyvore,
Facebook といった画像の豊富なソーシャルサイトでは
平均ページビューが横ばいまたは減少状態でも、
3つの「重要業績評価指標」–
平均注文額、セッションあたりの売上げ、総売上げが増えている。

「買う」と決めてサイトに来る人の割合が高いことは、
上記のような画像ソーシャルサイトにリンクを貼って
購入に至らせることで成功したブランドには
良い知らせだ。

Montelateの報告の中で、
マーケティング会社CuralateのCEO Apu Gupta氏は
PinterestやInstagramのような画像ソーシャルサイトを
販促に利用する具体的方法を提案している。

* 商品画像にPin Itボタンをつける。
画像をPinterestに掲載し共有できるようにすることだ。

* 期限切れになったリンクを修正して客足を延ばす。

* ファンの撮った商品の写真を自社サイトに掲載する。

Gupta氏は Internet Retailer 500 にランクされた100のブランドのうち
4割が自社サイトの画像にPin Itボタンをつけていないと言う。

Curalateの調べではPinterestに載るブランドの80%は
有料広告ではなく一般人の口コミを通じて
支持されるようになったとのこと。
Pin Itボタンの重要性は明らかだ。

業者は画像のリンクをまめに管理することが必要だ。
ピンされた人気画像がソーシャルサイトで長らく共有される中、
大元のオリジナルが、商品の在庫切れなどで
サイトから消えてしまうケースがよくあるからだ。

Monetate によるとPinterest の写真に付属したリンクの
56%が大元のサイトに到達できないとのこと。
そのような場、業者は別の似た商品につながるようにリンクし直したり、
商品の再入荷予定を顧客にメールで連絡することが役たつとしている。

ファン自身の撮った商品の写真の自社サイトに掲載するのは、
「愛されたい」と思っているファンを喜ばすためとGupta氏。
「そんなファンたちが、あなたのブランドを賞賛し
口コミ宣伝してくれる」。

www.ecommercebytes.comより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m06/i17/s02