Amazonはクリスマス明けにプレスリリースを発表した。
それは成長率や販売数などの数値は明らかにしていないものの、
今年20回目となるクリスマスシーズンの業績を誇るものであった。

ウォール街のアナリストである、
Robert W. Baird & Co 社のColin Sebastian氏は、
「Amazonはピーク時の注文数や販売数を示しておらず、
若干信頼性に欠ける。

以前は常に数値などの測定基準をもって成長率を報告していた。
ただ、Amazonヨーロッパの発表はフランス流通網の
出荷数記録などがありやや参考になる。」
という先に発表されたリリースとは異なる見解を示した。

会員数
驚くことにAmazonはプライム会員の数を明らかにしていない。
しかし、クリスマスシーズン中に1000万人の顧客が
同プログラムを初めて体験したとしているが、
無料体験終了後、引き続き会員となった人数については触れていない。

AmazonのCFO Tim Szkutak氏は、
同プログラムへ投資する最大のメリットは、
会員による購入の拡大にある、と述べた。

年会費79米ドル(約9400円)で翌日配送が
無料で利用できるプライムプログラムは、
立ち上げから10年がたつ。

今ではPrime Nowといった当日お急ぎ便だけでなく、
無料で読書ができるKindleオーナーライブラリーや
映画やテレビ番組が無料で視聴できるPrime Instant Video、
その他にも Prime Music、Prime Photos、
Prime Pantry、Amazon Elementsといった会員向けの特典が追加されている。

英国でもブラックフライデー
Amazon UKにとって最も忙しかった日が11月28日、
ブラックフライデーとなったのは、初めてのことだという。

同社によると、販売のピークを迎えたのは午前8時29分、
注文数は550万個以上で1秒間に64個の注文が入ったことになる、という。

クリスマスシーズン中の実績
クリスマスシーズン中の実績についてAmazonは以下の様、発表している。

・国別配送先は185カ国。
・日曜配送の拡大により全米の配送先は何千都市。
・携帯機器による注文はブラックフライデーに最も伸び、サイバーマンデーでピーク。
・Amazonアプリによる商品の販売総数は2014年の米国での販売数の2倍。
・smile.amazon.comで買い物をした顧客数は、
2013年の同時期の16倍。これまでの寄付金額は数百万ドル。

またAmazonは写真データ用クラウドストレージサービス
Prime Photosを11月に立ち上げ、
すでに100万枚の写真がアップされたと述べている。

eCOMMERCE BYTESより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m12/i29/s01