私は良くタオバオについて
ネットで色々なブログや
サイトを見ています。

その一つにタオバオの
アパレル商品のサイズについて
書いていました。

「タオバオのアパレル商品は
日本よりもサイズが小さく感じる」

というような内容でした。

果たしてどうなのでしょうか?

私自身が実際に中国から仕入れている
レディースアパレルの商品は
実際に若干小さいです。

「なら合ってるじゃん!」

いえいえ、ここで言いたいのは
そうじゃありません。

「なぜ中国から仕入れる
アパレル商品のサイズが小さいか?」
ということが大事なんです。

??? ですかね?

では説明しますね。

はじめにこの話しは
ノーブランドや正規品以外
ということを前提としてお聞き下さい。

中国の商品が日本のモノより小さい
ということで何をイメージしますか?

「中国人は日本人より小さいからかな?」
なんて思いませんか?

実は違うんですね。

人の大きさ的に言えば
日本人より中国人の方が大きいです。

上海やその他南の人たちは比較的、
日本人体型に近いと思います。

実際に日本のアパレルブランドが
中国に進出する際にはこの辺りは
徹底したマーケティングをしていますので
間違いありません。

特に大連など北の方の
地域の人たちが大きいです。

男性よりも女性の方がよく分かります。
背が高いし脚が長いです。

なので
『中国ではスタイルの良い女性が多い』です。
(もちろんそうでない人もたくさん居ます)

ではなぜ、中国で仕入れる
アパレル商品のサイズが小さいのか?
一言でいいます。

「へつっとるんですわ」

すみません。
関西弁ですね。

言葉を変えれば
『単純に生地をケチってる』 です。

!!! ですかね。

洋服を作るには生地を
裁断して縫製して作ります。

当然、サイズが小さい方が
一つの反(生地)から
沢山の洋服を作ることが出来ます。

作る方からすれば
より多く作った方が商品になって
売上げに繋がりますよね?当たり前です。

なので少しでも多く洋服を作る為に
普通のサイズより小さく作るんです。

一着づつ見れると例えば

「丈が1cm短いなぁ~」
「横幅がちょっとキツイかも」
「ワンピースがチュニック丈しかない」等

こんな微妙な違いかも知れません。

だけどこれが
「チリも積もれば山になる」なんですね。

そうやって少しでも
多くの商品を作ろうとする訳です。

どうですか?
この話しを聞いてどう思われましたか?

「中国人ってセコい!」って思いました?

それとも「商魂たくましい!」
って思いました?

いずれにしても
「なぜ中国商品のサイズは小さいか?」
がお分かりになったと思います。

単にモノを買うだけだと
こんなことを考えないと思います。

「なんでサイズが小さいの?」とか
「まぁこんなもんか」で
終わっていたのではないでしょうか?

しかし一歩引いて買う立ち場ではなく
作る立場に立って考えると
このようなことが見えてきます。

今回の話はオークションや
転売には直接関係ないかも知れません。

しかし自分が仕入れる
商品(の背景)を知ることは大事です。

「なぜそうなのか?」

こういうことを考えるのは
商売をする上で大切なことです。

「関係ないや」で終わらせるのでは
ない方がいいですね。

商品の背景が分からない場合と
分かっている場合では
次の行動が違ってきますからね。

タオバオの歩き方:中国オークション仕入れでヤフオク転売:在宅で稼ぐ!