日本のeコマース第一人者・楽天とGoogleが29日、
台湾市場での提携で合意した。
台湾の中小企業にとって、Google広告ツールを使用しやすくすることが目的だ。

提携下においてGoogleは、サイトアクセス数と売上を増やすための
ツール(AdWords)*を楽天上の2800の台湾小売業者に提供する。
このツールに興味のある台湾中小企業は、
Google独自のeコマースコンサルティングサービスを利用できる。

楽天市場会長兼CEOの江尻氏はプレス会見でこう語った。
「この提携により、サイトアクセスを増やすためにするべきことが、
より詳しく分かるようになるでしょう」

Google台湾の総合マネジャーStanley Chen氏は、
地元の中小企業はインターネットマーケティングツールが
事業にどう役立つかを非常に熱心に知りたがっている、と語った。

また、Googleはこの提携を通し、
台湾企業が楽天のグローバルネットワークを生かし
海外進出をするお手伝いができるのでは、とも語った。

台湾は2008年、楽天初の海外市場となり、それ以降楽天は
シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシアを含む27カ国に進出した。

楽天台湾の事業責任者・Grace Lo氏によれば、
楽天は台湾での歳入が2014年には60%増加すると見込んでいる。
この数字は非常にチャレンジングだが、
進化した事業戦略に基づけば達成可能な数字だとしている。

2、3ヶ月以内に、楽天は台湾市場向けのパッケージツアーの
提供を始めようとしている。
旅行商品は通常、他商品よりも価格帯が高いからだ。

また、楽天クレジットカードの台湾進出承認について、
台湾の金融監督管理委員会と交渉中だという。

AdWordsとは?-
検索エンジンGoogleの検索結果に連動してWeb広告を掲載するサービス。
Google社が広告主に対して提供しているサービスである。

広告主は、掲載したい広告と、その広告に関連する
キーワードを選択し登録する。
このキーワードは、検索エンジンの検索結果と
広告を連動させるために選択するものである。

FOCUS TAIWANより引用
http://focustaiwan.tw/news/ast/201404290030.aspx