「なるほどねぇ。
じゃあこの自転車を買ってみようかな。」

そうひとりごと言って、
ジョセフが自転車を買ったストアは
自転車専門店ではなく
サプリメントを販売するストアでした。

「え!?サプリメント専門店で
自転車なんて買わないでしょ!?」

そうですね。
フツーなら自転車を買うなら自転車専門店です。

「自転車とサプリメントはなにも関係性がない!」
だからです。

簡単に言えば、サプリメント専門店で
自転車を“買う理由”が無いから。
フツーは買わないと思うんです。

でもジョセフは
サプリメント専門店のセラーからのおすすめで
自転車を買うことを決めたんです。

「セラーはどんな風におすすめしたと思いますか?」

少しだけ、想像してみてください。
ジョセフが“自転車を買う理由”を想像してください。

・・・・・
・・・
・・

「考えましたね。」

では話を進めますね。
ジョセフが自転車を
買う気になった理由はこうです。

ジョセフは最近やった健康診断で
「メタボ」と診断されました。
その「メタボ」を改善するために
サプリメントを探していました。

「メタボ+サプリメント」とか「内臓脂肪+改善」とか
いろいろなキーワードで
自分に合ったサプリメントを検索していました。

しかし、なかなか「コレだ!」と思うサプリメントは
見つかりませんでした。

いくつものサプリメントの説明や
おすすめコメントを読んでも内容成分を見てみても
買う気になりませんでした。

「メタボ対策のサプリメントって、
結構な種類が出てるなぁ・・」

その種類の多さに戸惑い、
どれがいいのか分からなくなってしまっていた時でした。

「メタボ対策の1位は運動!
2位はこのサプリメント○○○○です!」
こんなタイトルの商品を見つけました。

「ん?なんだろう、コレ?」
そう思って、商品をクリックしました。
そして商品画像、価格を流し見て商品説明を読みます。

すると、
商品説明のあとにセラーからコメントがあります。

「たくさんの商品の中からご覧いただき有難うございます。
メタボ対策のサプリメントをお探しで、
迷われていませんか?

だったら、サプリメントもいいと思いますが、
私個人としては
やはり“運動”が一番のメタボ対策だと思っています。

運動の中でも特におすすめなのは
“水泳”と“自転車”です。
その理由は・・・というわけです。」

コメントは省略しますが、
水泳と自転車のメリットとデメリットが
セラーからの言葉で書かれていました。

ひと通りを読んで、ジョセフは「自転車いいな」と思い、
このセラーのおすすめの自転車を買いました。

サプリメント専門店にやってきて、
自転車を買った人のエピソードです。

このように“買う理由”をわかりやすく説明されると
ジョセフは「商品を買おう」と思ったり、
「買ってもいいな」と思ったのです。

ジョセフのように買い物をする人は大勢いるでしょうね。

それが商品とは無関係のお店であったとしても、
お客様に“買う理由”を納得させれたら
売ることができます。

もちろん、
お客様にとってこだわりの強い商品だった場合は
購入する前に他店や
他の自転車を探すという行動をとるかもしれません。

しかし一方で
自転車に強いこだわりを持っていないタイプ、
つまりジョセフのようなタイプなら

「セラーがおすすめする商品を思わず買っちゃう。」
ということもよくあることです。

いかがでしょうか?

「お客様に“買う理由”をしっかり伝えることは重要です。」

お客様の立場になって考えてみるとよくわかります。
大切なことは
“買う理由”が「あるのか」「無いのか」です。

「買う理由があれば、
必ずお客様は商品を購入します。」

買う理由をしっかり伝えることが一番大切!
というお話です。

今回は以上です。
最後までお読みくださり有難うございました。

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