モバイルコマースが、今後のeコマースにとって
欠かせないものになってきていることが
リサーチ会社eMarketerの最新データから明らかになった。

米国におけるモバイルコマースの売上高は、
昨年の421億3千万ドル(約4兆2130億円、ウェブ総売上の16%)から
2018年には1326億9千万ドル(約13兆2600億円、ウェブ総売上の27%)へ
飛躍的に伸びるとeMarketerは予測している。

eMarketrの小売業・eコマースアナリストである
Yoram Wurmser氏は次のように述べている。

「売上の大半がタブレットによるものになり、
既に生じているスマートフォントとの差がさらに広がると見られる。
2014年の売上は、スマートフォンで184億9千万ドル(約1兆8490億円)、
タブレットは380億2千万ドル(約3兆8000億円)に上ると予測している。

タブレットの売上は既にスマートフォンの売上の倍を超えている。
2018年までにモバイルコマースの72.6%がタブレットによるものになり、
963億1千万ドル(約9兆6300億円)規模になると予測している。

スマートフォンでのモバイルコマースも
2018年には346億3千万ドル(約3兆4630億円)規模に急成長すると見ている」

また、2018年までにスマートフォンで買物を楽しむ消費者が1億8150万人に上り、
オンラインで買物を楽しむ消費者の84.4%を占めると予測している。

タブレットでオンラインショッピングを
楽しむ米国消費者は少ないが、購入に至ることが高い。

モバイルは、モバイル機器を使用して
直接商品を購入するということだけでなく、
多チャネルと併せて活用できるとても重要なものである。

モバイルコマースの成長はタブレットが後押ししている部分が大きいが、
スマートフォンはオンラインや実店舗での買物に大きな影響を与えている。

国際投資銀行ゴールドマン・サックスは、
モバイルコマースの世界売上は2018年までに
ウェブ総売上の約半分を占めるようになると予測している。

人口の多い新興国のインターネットユーザーは、
モバイル機器からインターネットにアクセスする割合が非常に高いため、
米国と比較するとモバイルコマースが
かなり大きい比重を占めるという予測になっている。

internet RETAILERより引用
http://www.internetretailer.com/2014/04/21/mobile-commerce-critical-internet-retailings-future