こんにちは、武藤です。

以前、サウジアラビアが主催する
ビジネス展示・交流会に参加する機会がありました。

その当時まで日本がサウジから輸入してきたのは
原油や石油関連製品が5.5兆円。

一方で日本からは自動車や鉄鋼、バス・トラックなど
おおよそ8千億円程度輸出されています。

原油の輸入額が圧倒的に多いので、
貿易収支は4兆円の赤字です…

これだけ原油を卸して潤ってきたなら
もっと日本の製品を買って欲しいですよね。

そこで、日本のどのような製品が売れているのか、
どのような展開が良いのか相談させてもらいました。

ちなみに、私のお客さまはお菓子や家電が大好きで
友人の注文をとりまとめてよく大人買いしてくれます。

日本の製品を販売する小売店舗については、
残念ながらほとんど無いそうです。

店舗はといえばショッピングモールばかりで、
入居するのはメガブランドやフランチャイズがほとんど。

こだわりの商品を少数多品種扱うような
セレクトショップや専門店はまだまだ少ないとのことでした。

つまり、日本の製品をおけるお店はまだまだ少ないそうです。
日本の軽食やお菓子などは人気が高く、
フランチャイズ展開であればチャンスはあるそうです。

う~ん、ちょっとハードルが高いかも?
パートナー企業と一緒に進出する必要がありますね。

一方でネットでの販売はどうでしょう?

うちもアラブのインターネットショップから
仕入の引き合いが来ていますし、
既存のお客様はeBayやAmazon経由での出会いです。

裕福なサウジ人の男性はeBayなどを利用するそうで、
女性は欧米のネットショップで服を買うそうです。

サウジ人のお客様にも聞いてみましたが、
今の時点ではeBayやAmazonなどがベターということで、
もうすこし現在の販路を維持したいと思います。

P.S

最近外出はされていますか?
私は積極的に外に出ています。

海外に進出をするメーカーさんとの打ち合わせや、
各国大使館の商務部との打ち合わせなど理由は様々です。

中でも特に積極的にお話を伺っているのが
大手メーカーや商社を退職なさった方々です。

こうした方々は、退職後に個人事務所を経営されていたり、
新規に事業を立ち上げたりと状況は様々です。

みなさんに共通しているのが、
数十年にもわたる豊富な経験を元に、
たいへん親身になって相談に乗ってくださることです。

もし身近に経験が豊富な方がいなければ、
周りに目を向けてみてはいかがでしょう?

私がこうした方々と出会ったきっかけは
ブログやセミナー、著書や紹介など様々です。

私も貿易の世界ではまだまだ駆け出しですが、
ネットを通じて世界中で販売していることを
面白がって話を聞いてくださる方もいます。

戦後の高度成長期を現場で支え、
バブル崩壊移行の厳しい時期からの復活を
経営陣として牽引されてこたられた皆さんです。

各業界のこれまでの流れや業界の慣習、
注意すべき点などをアドバイスいただいています。

例えば先日お会いした元役員の方は、
現役時代こんな流通網を構築されていました。

・顧客は世界中の企業13万社
・取り扱いアイテム数 数百「垓(がい)」※
・カタログ掲載商品数 200万点
・それでも配送は1日~3日!
・純利益は100億円

※ 一・十・百・千・万・億・兆・京の次の単位

このような経験をお持ちの方に、
お時間を割いていただき海外販売について
相談をさせてもらうのは恐縮です。

教わるばかりでは本当に申し訳ないので、
何かお役に立てないかとも考えています。

同じビジネスに取り組む同志も大切ですが
こうした往年のプレイヤーの話も参考になりますね!

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編