Internet RETAILER が独占的に行った
検索マーケティングに関する調査によると、
小売業者はGoogleの広告にいかに効率良く
出費するかに集中する一方で、オーガニック検索での
トップランキング争いも続いていることが明らかになった。

ベビー用品専門のマルチチャンネル・リーテイラーGiggle.comも、
オーガニック検索でランク上位を目指す企業の1つだ。

同社は比較的スタッフが少人数で、
オンライン・マーケティングの予算も低い。
eコマース及びデジタルマーケティング部
バイスプレジデントのShawna Hausman 氏は、

「GoogleのProduct Listing Ads(商品リスト広告)などの
有料検索でますます溢れかえるページ上で、
無料検索スペースの獲得にしのぎを削っている」
と言う。

今回の調査では、回答者の46.2%が過去1年間で、
オーガニック検索での自社サイトへの訪問者数が増加したと
答えているが、Giggle.comも、他の小売業者と組んで
オーガニック検索での新規顧客の獲得を試みている。

また同社は、IBMのビジネスパートナーであるBloomReach社の
技術を使用し、他の戦術と共に、サイト上で独創的なコンテンツを
作り出すことで、検索ビジビリティをより高めようとしている。

これはまた、信用度が高く、魅力あるサイトであるということを
Googleの数式に仕向けることにもなる。

検索最適化の取り組みを強化しようとしている回答者の間でも
最も人気のある手法であり、調査結果でも「コンテンツの改善」という
回答は68.5%と、「キーワードの改正」(67.1%)や、
「検索時に使用されたフレーズを採用する」(63.0%)との回答を上回っている。

調査結果はまた、Googleの暗号化検索など、
オーガニック検索のキーワードの有効性の追跡が
より困難になるシステムに、オンライン小売業マーケターが
頭を悩ませていることも明らかにした。

Googleにはまた「サイト内検索」と呼ばれる機能があり、
これにより、ある企業の検索結果のそばに
ライバル企業の検索広告も表示されてしまうのだ。

オンラインマーケティング会社Kenshooの
プロダクト マーケティングマネージャー、
Emily Helander氏は、検索市場の現状をまとめてこう言う。

「競争は引き続き、モバイル機器や多様なチャンネルにも及んで
強固なものとなる。小売業者が、自社ブランドを目立たせる方法を
模索することが重要になってくる。」

米国のオンライン専門のジュエリーショップAllurez.comは、
有料検索費を増加する予定だと言う。

同社広報担当者は、
「Googleはアルゴリズムを変更し続けるので、オーガニック検索で
ランク上位に入るのが段々と難しくなってきている。」
と言う。また、

「彼らはスポンサーサイトをより重視しているため、
有料検索を選ばざるを得ない。さらに、Googleショッピングが
有料化されて以来、こちらにも費やさなければならない。」
と付け加える。

調査結果に見られる検索マーケティングの威力は、以下の通りだ。

・「オンライン売上の50%もしくはそれ以上を、有料検索と
オーガニック検索の組み合わせで得ている」という回答が32.9%。

・「過去1年間で検索マーケティング予算を増加した」という回答は
40.3%、これと対照に、「予算を減少した」と回答したのは16.9%、
「変更無し」は42.9%だった。

・「来年にはクリック課金型広告費を増加する予定」という回答が53.3%。

Internet RETAILERより引用
http://www.internetretailer.com/2014/10/15/search-marketing-trends-2015-include-mobile-and-more-plas