こんにちは、
川下竜彦です。

IT系のニュースをチェックしている方は

これからの時代は少数精鋭。
スモールビジネスを行うべき。

このようなワードを聞いたことがあるでしょう。

なぜITでよく聞かれることかというと
多分、プロダクトライフサイクルが
特に早いためだと思います。
(商品単位の栄枯盛衰)

最悪なパターンは
上手く行ったから人員を増やしても
人員を増やしきった時には
当たった商品は衰退期に入っている。

余計な人件費が掛かってしまう。
すなわち利益が出ない。

後は少数精鋭でも爆発的に
儲けることが出来るからだと思います。

極端な例ですが
Facebookに160億ドルで買収されて
日本でも話題になったWhatsappも
社員数は50名程度だそうです。

ITは僕の専門外なので
これくらいにして物販もITと同様で
スモールビジネスや少数精鋭が
勝ち抜くのであろうと予想しています。

つまり初心者もより強くなるでしょう。

僕はセミナーなどでよく言いますが
組織で戦っている人は
初心者と同じ土俵に立ってはいけないと言っています。

その一番の理由は消費税の違いです。

まずは分かりやすい例で言うと

税込み仕入値 10,500円(輸入消費税500円)
税込売値 15,750円(消費税750円)

上記の場合、
初心者の利益は5,250円
課税業者の利益は5,000円
利益差は約5%です。

一般的に組織で行っている場合
1人家ビジネスをしている方よりも
人件費+家賃+光熱費+その他が
当然発生してきてしまいます。

上記の合計額÷一件発送辺りの発送をすると
1000円掛かっているとしましょう。

営業利益の差は
1,250円 約23%変わってきます。

大きいロッドにより仕入れ値安
物流効率化によって初心者と比較すると
約25%程度は改善させることが
経験上可能だと思います。

しかし、それでも同じ販路で同じ値段で
売れてしまうと2%の違いしか生まれません。

そして実質な話なのですが
アンダーバリューで申告している人も
多いでしょうし(ダメです・・)
初心者の損切り決定スピードは早いです。

つまり、仮にヤフオクで同じ商品を扱っていたら
値段が共に下がり結果的に
営業利益がもっと下がることになります。

ですので、初心者と同じように行い
組織の力を少し利用した程度では
負けてしまうのです。

更にさっきと同様の条件では
営業利益の差は 23%1,250円でしたが
消費税が8%になったら25%1,400円
消費税10%になったら27%1,500円
これほどの差が生まれます。

ですので、消費税課税業者の場合は
初心者よりもスキルを付けて
初心者から逃げ切らないといけません。笑

逆に初心者の方は
なるべく早いスピードで組織を作り上げ
消費税課税業者と同じ行為をするだけで
かなり有利です。

最高の形で言うと課税業者よりも
効率化したシステムを作り(少数精鋭や無駄を除いた作業)
同じ仕入れ値で同じ値段で売れるのが理想的です。

ですので、(意外に結構多いのですが)
誰かが人を雇っているから人を雇うや
友達がこの外注先を使っているから使うなどの
表面上だけを理解して同じことをするのは
差別化という面でオススメではありません。

僕もよく借入額、従業員数等を聞かれて
「それくらいしないとな~」と言われますが
こういうのは止めた方が良いと思います。
(というか責任を少しだけ感じてしまうので
 やめて欲しいのです。。)

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