オンライン上でウィンドウショッピングをする買い物客が、
自分のサイトに立ち寄ったものの2度と戻ってくる気配がなく、
どうすればいいのか分からない…と途方に暮れているセラーは多いのでは?

Googleは、広告主たちがこういった訪問者たちに
アプローチできるようなディスプレイネットワークを提案している。

高いコンバージョン率に繋がる可能性のある消費者群に
セラーがたどり着けるよう、
「再マーケティングを正しい方法で」というガイドを用意したのだ。

例えばある物販ウェブサイトを訪問した人が、
他のサイトを見ているときでも、
その物販サイトの広告が脇に現れる、
というのがこのダイナミック再マーケティングの手法だ。

GoogleのMatt Lawson氏はこう語る。
「この計画的再マーケティングによって、
あなたのサイトを去った人や、
ショッピングカートに商品を残したまま立ち去った人に、
正しいタイミングと文脈でオーダーメードのメッセージを届け、
彼らを再度あなたのサイトに結びつけることができます」

Googleのダイナミック再マーケティングについてのガイドは、
訪問者動向をつかむために、
セラーはサイト内すべてにタグ付けするべきだ、としている。

GoogleのTag Managerというツールを使って、
サイト主がタグ付けをすることができ、
またGoogle Chromeの拡張機能であるTag Assistantを使い、
タグが所定の位置にあることを確認できる。

再マーケティングアプローチの素晴らしいところは、
セラーがGoogleディスプレイを使い、
単にサイトを訪れただけのグループと、
過去に買い物をしてくれたことがある価値あるグループを
区別できるところだ。

ガイドは各人によって違うアプローチの仕方を提案している。
ただの通りすがりの人たちは、「超お得なセールを見る」
というメッセージを開くかもしれない。

訪問者がサイトの奥深くまで入り込めば入り込むほど、
所定の位置にあるタグを通して、
さらなるデータ収集ができるという仕組みだ。

するとメッセージにはより個人化されたものになる。
例えば「送料無料」プロモーションは、
買い物かごを放置したままの人に効果があるかもしれない。

Googleはさらに、再マーケティングを
コンバージョン率向上機能と組み合わせることを勧めている。

Googleの内部データによると、従来と同額または低額の
CPA(広告あたりの費用対効果)で、
最高20%もコンバージョン率を上げることができる、と主張している。

その戦略というのは、高コンバージョン率もしくは
低CPAコストに繋がりやすい最新訪問者に、
積極的に広告を届けることだ。

eCOMMERCE BYTESより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y15/m03/i10/s04