さて、前半では、ショッピング検索が最近
どのような変遷をたどってきたかについて述べた。

後半では、消費者にとってのショッピング検索のベストなあり方、
またその未来について提案する。

消費者が商品購入に至るまでには、業者の評価、商品レビュー、
イメージ検索、クーポン、返品ポリシー、送料、支払い方法と、
多岐に渡る要素が必要になってくる。
ほとんどのショッピング検索サイトはこのような要素を提供しないので、
買い物体験は時間がかかり、いらいらさせられるものとなる。

AmazonやeBayなどの大手ネット小売サイトは、
自社マーケットプレイスにあるショップのみを表示する。
また、TheFindによる比較調査の結果、
競合ショッピング検索サイトの表示ショップ数は、
TheFindに比べ明らかに少なかった。

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かつて買い物をしようとする人は、様々なサーチエンジンを使い、
お金と時間を節約したものだ。

今やかつてないほど簡単にサーチエンジンを変えることができる。
ユーザーはブラウザの既定サーチエンジンを変える必要すらない。
ただスマホやタブレットに好きなショッピング検索アプリをダウンロードし、
いつでもどこでもショッピング検索をすればいいのだ。

ショッピング検索は技術的にとても難しい。
ショッピングカテゴリーの枠を超えて高品質の商品を探し出すため、
最先端のコンピューター科学と、最新のビッグデータの両方が必要だ。

TheFindは50万を超えるオンラインショップから、
5億点もの商品をスクリーニングする。
しかも毎日、1億6千万点の商品に変更がある。
これらを組み合わせたスクリーニングをやってのけるのは、
TheFindの他にはGoogleとAmazonだけだ。

ショッピング検索の近々の課題は、
モバイル機器において総合的な消費者経験を届けることにある。

オンラインショッピング、または実店舗での買い物においても、
消費者の「何を買うべきか」という試行錯誤を助け、
よりよい発見と購入後体験を届けることだ。

ウェブとモバイルの垣根をこえた
総合的で快適なショッピング検索体験を作り出すチャンスは、
誰にでも大きく開かれている。

VentureBeatより引用
http://venturebeat.com/2014/04/02/4-things-you-should-know-about-e-commerce-in-2014/