米国に続いて欧州でも
Amazon Sponsored Productという広告がスタートしています。

この広告について取り上げてみたいと思います。

■AmazonのSponsored Product広告とは?

今回はAmazonが提供する広告プログラム
Sponsored Productを取り上げてみたいと思います。

このプログラムはAmazon内における
キーワード広告です。

例えば、Beybladeと検索されると際に、
Amazonに出品される商品がずらっと表示されます。

この一番下に表示されるのが
Sponsored Product 広告です。

この場所以外にも様々な場所で表示される場合があります。

本来であれば検索結果に表示されるかどうかで
売上は大きく左右されます。

この広告を利用することで、
検索されるキーワードに関連した商品であれば
より売れやすくなるのです。

■Sponsored Product広告が効果を発揮する場面

この広告が効果を発揮する場面は以下のように様々です。

1.ページビューの少ない商品
2.競争が激しい商品
3.非常にユニークな商品
4.新たに登録された商品
5.なかなか売れない商品
6.処分したい商品

いずれもキーワードが検索されてこその
広告プランと言えます。

■Sponsored Product広告で鍵となる数字

この広告で鍵となるのが以下の3つの数字です。

1.インプレッション数
2.クリック率
3.コンバージョン率

インプレッションはそのキーワードや商品が
どれだけ検索、表示されるのかを表しています。

全く検索されないキーワードもしくは商品は
広告を打ってもなかなか売れません。

次に重要なのがクリック率です。

広告のクリック数÷インプレッション数から
算出が可能です。

Amazon内における平均クリック率は平均1%。

次いで重要なのがコンバージョン率です。

広告経由の注文数÷クリック数から
算出されます。

Amazon内における平均コンバージョン率は3.5%。

広告を100名がクリックすると3.5%が購入する計算です。

もし仮にコンバージョン率が3.5%だとすると、
29クリックに1件の割合で商品が購入されます。

1クリックあたりの広告費用を20円だとすると、
20円×29円で580円もの広告費用をかけることに。

ということは、1商品あたりの利益が580円を
下回る商品については成り立ちません。

とはいえキーワード広告で奥が深いのが、
プロモーションする商品によって、
クリック率もコンバージョン率も、粗利も異なる点です。

このクリック率(CTR)とコンバージョン率は
Sponsored Product内で確認が可能です。

広告の目的に応じて広告の予算が採算にあっているか、
しっかりと確認した上で利用したいですね。

■Sponsored Product広告の注意点

この広告を利用するにあたって1つ問題があります。

それは、広告が表示されるのは、
BuyBoxと呼ばれるショッピングカートを
取得できている瞬間のみです。

現時点でBuyBoxを取得できていない商品については
広告を行っても表示されないので注意が必要です。

売れる商品は広告配信をすることでさらに売れ行きが良くなり、
検索されにくい商品も広告によって売れる機会を探る
というのがこの広告の目的です。

次回へ続きます

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編