買い物をするとき「動画を見ると購買に前向きになる」
と感じる消費者は、57%に上るという。
また、動画を見て買い物した消費者の返品率は下がる。
動画プラットフォームのInvodoの調査結果で明らかになった。
この調査は、Invodoのクライアントを含む100以上の
多岐カテゴリーに渡る小売業者とブランドが
2013年4月から2013年9月にかけ、
自社ページ上に商品動画を掲載した結果をまとめたものだ。
これによると、商品動画を見た消費者の購入率は、
見ない消費者に比べ1.81倍高いことが分かった。
また、動画を見た人の65%は、
動画の8割まで見終えるというデータが出た。
最後まで見ないのは、動画の終わり部分になると
商品とは関係のない企業ロゴや宣伝が入るためだ。
また、平均で12.1%の人が、
訪れたeコマースサイトに動画があれば動画を見るという。
電化製品や家庭用品など、複雑な機能があったり、
商品のサイズ感などを知りたい場合に視聴率が上がる傾向にある。
服飾品の場合は平均より17%視聴率がいいという。
動画の評価についても面白い報告がある。
eコマース関連の動画を評価すると答えた人は2012年に比べ68%増加し、
しかも商品動画は5つ☆評価で平均☆4.13の高評価を得るという。
これは、動画を見ることで商品について
安心感を得られた消費者の反応だと読める。
オンライン小売業者による動画のトレンドは以下のようになっている。
商品ページ以外での動画
小売業者は今までにないほど多面的に動画を使用している。
例えばキャンペーンeメール用、SNS用、
ターゲット広告用など様々な動画を制作している。
外部へのアクセス可能な動画の開発
動画を見ながら、動画の画面上から買い物プロセスに進めるような
技術を採用している業者もいる。
これは、動画の画面上にクリックできるような要素を加え、
カテゴリーレベルでのウィンドーショッピングをしている消費者を
直接商品ページに誘導しようというものだ。
動画のプレーヤーサイズと質の向上
高速インターネットと高機能デバイスを使う消費者が増えているため、
小売業者は動画のプレーヤーサイズとコンテンツの質の向上に努めている。
ある業者では、サイズの大きいプレーヤーで動画を見た消費者は、
そうでない消費者に比べ2倍も購入率が高かったという。
E-Commerce Video Benchmarks Report Q2 & Q3 2013より引用
http://www.invodo.com/wp-content/uploads/2013/12/Invodo-Video-Benchmark-Report-2013-Q2-Q3.pdf
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