前半では、ベトナムのeコマース市場規模の説明をした。
後半では、ベトナムのデジタル事情、どんなものを売るべきかなど、
具体的な展望に迫ってみよう。
3. ベトナムのデジタル事情
2014年1月、「2014年のアジア太平洋デジタル事情」
という調査がリリースされた。
これは、様々な手段とデバイスでのコネクティビティを
世界規模で調査したものだ。
ベトナムの人口9200万人のうち、
3600万人(人口の39%)がネットユーザーだ。
半数以上のネットユーザーがFacebookアカウントを持ち、
ベトナム人全員が平均1.45枚のSIMカードを持っている。
2016年までにネットユーザーが4300万人に膨れ上がることを受け、
3年以内にeコマースブームがやってくると予想される。
前半冒頭で引き合いに出した「飛躍の2015年」は、神話ではない。
4.オンラインで人気のある商品分野
では実際にベトナムのeコマース市場で何を売るべきか?
確かな答えはないが、オンラインでのトップカテゴリーのデータを見てみよう。
上のチャートによると、eコマースカテゴリーのトップ2は
ファッションとエレクトロニクスだ。
このふたつで売上の50%を占めている。
2016年末までに、この2つの売上が倍増するという予測もある。
5. mコマース
ベトナムのeコマースはまだ揺籃期だが、
パソコンをスキップして一気にモバイルに到達することはありえるだろうか?
ベトナムのモバイル事情は以下の通り。
2014年1月時点で、ベトナム人口の34%が
モバイル機器からのインターネット環境にあり、
それはさらに全ネットユーザーの90%に当たる。
モバイル機器を使ったネット時間は、
パソコンを含めた合計ネット時間の30%に当たる。
20%前後のベトナム人がスマホを所持しており、
そのうち95%がスマホを使って商品調査をする。
そのうち60%がスマホからモノを買ったことがある。
まとめると、eコマースはベトナムでまさに開花しようとしており、
大手企業が参入してくることは予想に難くない。
ベトナム市場に参入するつもりなら、
以下のような分野にトライしてみることをお勧めする:
・mコマース:CtoCマーケットプレイス、格安中古品など
・eコマースサポート:支払い方法(特にモバイル向け)、配送、統合ソリューションなど
・ユーザー調査:データ発掘&ビジネス知識、聴講会、属性分析、購入パターン分析など
・業者をサポートするオンライン製品:ショッピングカート、クラウド会計サービスなど
ベトナムでのeコマースベンチャーの成功を祈る!
e-commerce miloより引用
http://www.ecommercemilo.com/2014/04/vietnam-ecommerce-overview-and-market-size.html#.U0bEdaKypIG
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