今話題のメッセージアプリ、Tencent社のWeChatは
e-コマース市場でのさらなる展開を目指している。
Tencentは現在、アプリ内でユーザーが
あらゆるブランド商品の購入を可能にできるよう
準備を進めているようだ。
インストアペイメントと通常のネット購入の
双方に対応する予定で、
中国のWeChatユーザーはすでにこのオプションを、
いくつかのブランドのオフィシャルサイトで見ることができる。
これは、ポイントカード、カスタマーサービス、
オンラインショッピングを提供する企業や小売業者を
サポートするために作られた
サービスアカウントと併せてのみ利用可能である。
WeChatのアプリ内の商品購入の例として、
スターバックスやコスタのライバルチェーン、
パシフィックコーヒーのアカウントを見てみよう。
同社のオフィシャルアカウント内では、
ドリンク購入のオプションを確認できる。カスタマーは、
ドリンクの種類、サイズ、数量、また決済法を選択することが可能である。
コーヒーが今すぐ飲みたいユーザーは、WeChatペイメント、
またはパシフィックのプリペイドカードから決済できる。
WeChatから、Mコマースへのメッセージ
わずか10分足らずで、Xioshi社のスマートフォン
15万台を売り上げた事例や、タクシーの支払いへの導入など、
WeChatは、今までにもe-コマース市場に数々のインパクトを与えている。
アプリへの新機能追加により、それが大企業であれ、
典型的な小規模小売店であれ、承認されたメーカーの商取引を、
E-コマース市場の中心で機能させることに成功している。
後はE-コマースサイトや
他の企業の参加を待つばかりである。
マクドナルドやスターバックス、Xiomiなど多くの大企業は
すでにWeChatのアカウントを取得済みである。
今日、Tencentはブランドへの売買システムの
門戸を開いていくことで、
より総合的なサービスへシフトしていくことを、
自社のブログで表明している。
どうやら、グル—ポン系サービス、
中国最大のレヴューサイトであるDiaPingのリスティングや、
TencentのYuixun e-ストアのような、
他のTencentのサービスを包含した統合化を目指していく意向のようである。
しかしながら、他ブランド達がこういったシステムを
今後どのように利用していくかは、今のところはっきりしていない。
WeChatのタクシーとのタイアップは、
盛況を博し1日で200万人の利用者を記録した。
このことは、メッセージアプリには、
家庭と屋外、双方において各種サービスの支払いにおける需要が、
十分にあることを示している。
このWeChatによる新サービス投入は、
同社の最大のライバルAlibabaに新たな脅威を与えているようである。
e-コマースの巨人(Alibaba) は現在100万人のユーザーを抱え、
いまだ中国のトップe-ペイメントであり続ける、
自社の決済サービスAlipayを所有している。
しかし、WeChatはソーシャルメディアとして、
潜在的にはAlipayより多くのユーザーの財布を握っているとも言え、
Tencentは今後WeChatにおいてチャット以上の
より多様なサービス展開を目論んでいる。
TechInAsiaより引用
http://www.techinasia.com/wechat-adds-payment-support-for-brands-and-retailers/
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