フルタイムの仕事というのは、生活費、責任、
将来の備えを考えると大変ありがたいものだ。
安定感を与えてはくれるが、
当然誰にでも向いているわけではない。

自由に生きるクリエイティブな人間や、
リスクをあえて取る生き方を取る起業家たちにはあまり意味を成さない。

彼らは一から何かを始め、リソースを極限まで拡大することを好む。
通常のフルタイムの仕事がなぜクリエイティブな彼らに合わないのか解説しよう。

1. 組織にしばられすぎる
クリエイターにとって、自分以外の誰かが組み立てた
構造物に閉じ込められるのは苦痛といっていい。

起業家やクリエイティブな人間は
物事の抽象的で自由な部分を欲する。
パズルのピースを自分で持ってどの部分にはめていくかを、
彼らは自分で決めたいのだ。

2. フレキシビリティーがない
クリエイターは自分でどれくらいの時間とリソースを使い、
何をするか自分で決められないと満足できない。
予算のリソースを与え、何をすればいいのかコンセプトを伝え
時間枠を決めれば、彼らは驚くべき仕事を成し遂げる。

3. クリエイターは自分のペースで仕事をしたい
プレッシャーを与えて
ある時間枠で無理やり仕事をさせようとすると彼らは非常に憤慨する。

きっちりと時間を刻印しながら彼らに仕事をさせるのは無理がある。
彼らを信頼して一定の時間内で任せて仕事をさせることだ。
大体どのくらいの時間がかかるかは教えてくれるだろう。

そういったやり方が不満なら、
彼らは他のクライアントのため別の仕事へ移ることもある。
一日のうちで何回もプレシャーを与え、
短いデッドラインで仕事をさせるような企業など彼らには合わないのだ。

4. クリエイターは自分で決めたい
クリエイティブな人間にとって、まかされた仕事は自分のもの。
自分で裁量権をもってやりたいと思っている。
そのためには彼らに必要なものは提供しなければいけない。

しかしくれぐれも監視していけない。彼らは助けが必要なときは、
そう言ってくるし、自分でインターネットで解決することもできる。
彼らの集中力を阻害することは何の意味も持たないのだ。

邪魔してしまうとかえって時間がかかり、
仕事の質が落ち、誰も喜ばない結果となる。

5. やる気は一日の決まった時間に出るのではない
起業家やクリエイターたちに、
一日中仕事モードでいてほしいと期待するのは非現実的で
それは誰にとっても同じである。

やる気がでないときでもがんばって作業をすすめるのが多くの人の場合だが、
クリエイターたちはその仕事内容に興味がわくまで作業に取り掛からない。

しかしいったんやる気を起こすとそのまま突き進んでいく。
そのタイミングがいずれ来ることを彼ら自身知っているのである。

6. クリエイターにとってルーティーンなど意味がない
同じことを繰り返し続けるのは、彼らにとって苦痛である。
クリエイターたちは自分の時間を、新しいものと出会い
仕事を完了させるための時間だと考えている。

あなたは彼らを無責任だといいたくなるかもしれないが、
実際はその反対で、彼らは全身全霊で仕事をしているのである。
一度やると決めたら最後まで徹底してやりとおすのである。

7. クリエイターたちに古い仕事環境は合わない
銀行、法律事務所、工場または典型的なオフィスを持つ企業にとって
クリエイターたちを長期で雇うのは難しいかもしれない。
彼らを雇っている強みを十分に理解できないからである。

結果的にクリエイターたちはフラトレーションが溜まり、
そのような環境から抜け出そうとする。
中には試用期間中に退職してしまう人もいる。

彼らには、クリエイティブな環境が必要なのだ。
プロジェクトをすすめるにあたって、
フレキシブルに動けること、裁量権があること
仕事に集中できるときとそうでないときに
自由にさせてくれること。

彼らにとって古い伝統的な仕事環境は
理想の場所ではないのである。

Elite daily より引用