ヤフー株式会社は、中古品売買の強化を目的として
ブックオフコーポレーション株式会社と
資本・業務提携を行うと発表した。

「コマース革命」を掲げてEC事業を強化しているヤフーだが
今度は古本チェーン「BOOKOFF」と組んで
インターネットの外の世界に踏み出したようだ。

ブックオフのチェーン全店で買い取った商品を
「ヤフオク!」で販売する仕組みを構築する。

ブックオフの中古本をヤフオク!で販売

提携により、ヤフオク!上にブックオフ専用ストアを開設し
ブックオフ店舗にある中古本の販売をヤフオク!上でも展開する。

現在、ヤフオク!上には約200万冊の中古本の取り扱いがあるが
2016年度までにこの5倍となる1000万冊を目指す。

さらに、CDやDVD、ゲームソフトなど
中古本以外の商品についてもヤフオク!で販売していく。

ブックオフ店舗に買取受付窓口を設置

ブックオフ店舗内に「総合買取受付窓口」を7月に設置し
これまでブックオフでは取り扱っていなかった
ホビー・アパレル・ブランド品・雑貨などのジャンルに
買い取りを拡大し、買い取った商品をヤフオク!に出品する。

これにより、ブックオフのチェーン店を
ヤフオク!のリアル拠点としても活用していくようだ。

携帯電話の買い取りも強化する

合わせて、ブックオフで行っている
携帯電話の買い取りも強化。

現在、ブックオフチェーン店全体で
年間約15万台の携帯電話の買い取りを行っているが
常時100万台を目指し
これもヤフオク!での販売を進めていく予定だ。

両社でリユースセンターを開設

今回の提携に対し、両社の代表は以下のように説明している。

ヤフー代表取締役社長の宮坂学氏:
「ヤフ!OFF」というキーワードを示し
「店舗の名前をこのように変えるということではないが
両社でリユース革命を進めていく」

ブックオフ代表取締役社長の松下展千氏:
「リアル店舗で買い取った商品の新しい持ち主を見つけるには
商圏の限界、売れ残りが出てしまうという問題がある」として
商品をヤフオク!でも販売することで販売機会を増やしていく。

両社が提携に向けて行ったテストでは
ブックオフの店舗で100円で販売していたゲームソフトが、
ヤフオク!では7万4000円で売れたといった事例を紹介た。

オフラインのリユースナンバーワンのブックオフと
オンラインのリユースナンバーワンのヤフオクが提携することにより
リユースの市場そのものを全国へと拡大していくことを強調した。

INTERNET WATCHより引用
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140424_646035.html