前回、お勧め展示会を紹介しましたが
ファッションの合同展示会について知らない方々には
不親切極まりない記事でしたので
今回、少し補足したいと思います。

‐入場の仕方
行きたい展示会が見つかったら
ネットで展示会を検索しましょう。

オフィシャルサイトがあるのでサイトをチェックします。

大抵の場合 ”Order your Badge”、”Visitors”
などという表記があるので、
そこをクリックして個人情報を登録して
お金をクレジットカードで払い(大体20ユーロくらい)終了です。

入場券は郵送かメールで届けられるので展示会場に持っていきます。

小さな展示会ですと入場料もなく、
名刺があれば入れるところもあります。

‐登録の際に気を付けること
話が前後してしまいますが、登録の際に気を付けることがあります。

Function(職業)を記入する欄がありますがそこは絶対に
Buyerにしましょう。
照れなくて結構です!! 嘘でもバイヤーを選びましょう。

Agent(代理店), Students(学生), Manufacturer(工場)などを
選んではいけません。

大抵の展示会ではプラスチック製のカードを
入場券 兼 IDとして作ってくれます。
(郵送で届けてくれるか、登録後に届いたメールを受け付けで見せるとカードをくれます)

そこにはあなたの名前、会社名、職業が
デカデカと印字されています。
それをあなたは首からぶら下げることになります。

出展している人達はそのカードを見てあなたと交渉をします。

当然、バイヤーの肩書がある人とは交渉をしますし、
学生の相手はしません。
ですから、職業欄にはバイヤーと記入しましょう。

-店舗は都市部を避ける
前回の記事で実店舗を持っている人の店舗に卸してもらって、
それにマージンを払い卸してもらう方法を書きました。

その場合、都市部の店舗の名義を借りるのは避けましょう。
というのも売れているブランドですと、
都市部にいくつもの卸し先があり、
ブッキングが起こってしまって
卸してもらえないということになります。

なるべく田舎、
もっと言えば外国が良いでしょう。

日本以外の国には代理店がないというブランドは多いので
アジアの国に実店舗がある人から名義を借りるのが理想です。

-買い付け希望のブランドとテースト、価格帯の合う服を着ていく
ブランドの営業の人達は たくさん売りたいのですが、
何でもかんでも、誰にでも良いから売りたいという考え方はしておりません。

なるべくならテースト、価格帯の合うお店に卸し、
ブランド価値を高めつつ、しかも店での消化率も高く保ち、
安易にセールをして欲しくないなと思っています。

「ここに卸して大丈夫かな?」
「ちゃんと正規の価格で売ってくれるかな?」
「安売りばっかりでブランドの価値を貶めないよな?」
と卸し先をチェックするのです。

具体的にはバイヤーさんのファッションチェックをしたり、
サイトを見たりしてどのようなブランドを扱い、
どのような顧客を持ち、どのような価値観を持って
ブランドに接しているのかをチェックします。

ネットショップならネットショップ、
実店舗なら実店舗の情報がとても大事になりますが、
それと同じくらいあなたの服装もとても大事になります。

買い付け希望ブランドとマッチする服装を心がけ展示会に行きましょう。

他にも気をつけるべき点はありますが、
思いついたのはこれくらいです。

質問があれば是非聞いてくださいね。