前半では、11Main.comへのセラー達の期待と、
出品基準の不透明さについてお知らせした。
後半では、出品プロセスについてお伝えする。

本格的オープンに先立ち、11Main.comに試験的に
参加しているセラーの1人であるPhillips氏は、
出品する商品をアップロードする手段として、
無料でVendioにアカウントを開くように言われた。

Vendioのツールは問題無かったが、エラーメッセージ が
数件出たそうだ。また、フラットファイルを作成しなければ
ならなかったが、出品が許可されないと思われる商品は
外さなければならず、この手作業に時間がかかったと言う。

同じく試験参加しているSaeger 氏は、まだ最初の
アップロードの準備段階だ。新商品追加を試す簡単な
ウェブインターフェースが無いことが気に入らないとのこと。

面倒なプロセスが多く、あれこれテストしている時間は
誰にも無いだろうと言う。

あるセラーは、Vendioを使用した出品管理に
魅力を感じなかったと言う。このプロセスが迅速で
効率良い物になるまでは、この先何もするつもりは無いそうだ。

また、「ヴィンテージ」や「アンティーク」という言葉を
使用した写真と仕様に関するガイドラインが、より厳しいことも
指摘している。

11Main.comは現在、出品管理プロセスの簡素化を
進めているとのことだ。

では、この賛否両論の11Main.comに対して
セラーが望むことは何なのか。

Saeger 氏の最大の関心事は、果たして11Main.comが、
米国外の消費者も考慮に入れるのかどうかだ。

「セラーがAmazon.comではなくeBay寄りなのは、
eBayが国際的市場だからだ。

オーダーの 3分の1は海外からだということを考えると、
二倍の手間がかかってAmazon.comと同じでは、
セラーはあまり関心を示さなくなるかもしれない。

セラーがマーケットプレイスに望むのは、
国際的市場であること、安い手数料、そして広告の支援だ。」

Saeger 氏はまた、11Main.comの検索エンジンが、
他よりも優れたものになることを期待している。

Phillips氏は、11Main.comの長所として、料金体系をあげている。
11Main.comで問題なのは、「コレクティブル」という言葉の定義の制限が
余りにも多いことだと言う。

Phillips氏は、この事がバイヤー離れにつながると信じる。
しかし、「もし11Main.comがeコマースで重要な位置を
占めるようになれば、結果としてAmazon.comやebayも、
セラーの便宜を図るようになるだろう。」と言う。

Phillips氏は、11Main.comが成功することをただ望んでいる。

EcommerceBytesは、アリババが米国で新規株式公開申請するのに先がけ、
2月に11Main.comの起ち上げについて報告、
続報も伝えたが、EcommerceBytesからの最新の問い合わせに、
広報担当者のAbbygail Reyes氏が、こう答えた。

「11Main.comは、魅力的なプラットフォームを作ること、
販売業者と消費者へ上質の経験を提供することに、
絶えず重点を置いています。
現時点で、新しくお知らせすることはありません。」

EcommerceBytes.comより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m05/i13/s03