輸出ビジネスから派生して色々なことに取り組んでいると、
「あれ?これって…自分がやる意味あるんだろうか…?」
という場面に出くわすことがあります。
例えば、Amazon.comで販売をしていたら、
いつの間にかeBayで仕入れてAmazon.comで売るという、
アメリカ国内転売をしていた、とか。
英語でブログを書いて、
英語のショップの商品をアフィリエイトしていた、とか。
これらは、僕らが日本人で日本に住んでいる、
という利点を全く生かせていません。
まあそういうのだったら稼げるからいいんですけど、
稼げてないような場合は、競合に勝てる気がしなくなってきます。
「経験なし、知識なし、全くゼロの状態から始められる」
というのが、インターネットを使ったスモールビジネスの利点の一つですが、
厳密に言うと、全くゼロ、つまり他の人より優れているところがなければ、
絶対にビジネスを始めることができません。
何故なら、こちらがお客さんより優れているところがなければ、
こちらが提供する何かを、お客さんはこちらより簡単に手に入れられるからです。
何かしらの優れているもの、「価値」を持っていないと成り立たないんですよ。
で、僕らに備わってる価値とは何だろう?と考えると、
主にこの2つだと思います。
・日本語が使える
インターネットには国境がありませんが、
日本語が使えないとアクセスできない情報は無数にあります。
そういった情報にアクセスできるのは、大きな強みです。
・日本に住んでいる
物販の場合はこちらもかなり大きいです。
日本に住んでいるから、日本でしか売ってない商品を、
海外の人に向けて届けてあげることができるわけですね。
更に、住んでいることによって、
海外にいては手に入りにくい情報も手に入ります。
例えば輸出物販は、日本に住んでいる価値を活かしているし、
英語のブログを使ったビジネスでも、
日本でしか手に入らない情報を、英語に翻訳して発信すれば、
それが日本限定の価値になります。
ビジネスというのは基本的に競合との戦いです。
英語が達者でない人は、海外向けのビジネスにおいて、それだけで不利です。
ですから、そんな感じの日本の価値を活かせないビジネスをするくらいなら、
日本で同じようなビジネスをしたほうがマシ、ということになります。
いや、もちろん例外はたくさんありますよ。
僕の感覚で言うと、
eBay→Amazon転売だったら、ヤフオク→Amazonよりも簡単なような気がしますし。
これは、eBayとヤフオク、それぞれの国のAmazon同士が、
様々な点で異なっているからです。
ただ、日本と海外でほぼ同じようなビジネスがある場合、
長い目で見ると、こういうことを意識して、
「日本人であることの価値」
が生かせるものに取り組むといいかもしれないですね。
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