海外の顧客にAlibaba掲載の中国製商品を販売している
B2CサイトAliExpressは国内同様、
ロシアでも顧客数でeコマースサイトの第1位に、
すべてのサイトでも10位以内に上った。

Alibabaの会員小売業者がロシアに配送した商品は、
East-West Digital News によると、
去年だけで2千万点に達した。

またKantar系列の市場調査会社TNSによると、
同サイトはこの7月だけでロシアに住む
12歳以上64歳以下の少なくとも1590万人を誘導した。

これは国内2位 Ozon.ruの2倍近い数字で、
2013年1月以来5倍の増加になる。

2012年にサイトを一部ロシア語化して以来、
AliExpressは安価の商品に対するロシアでの需要増大を見た。
その後、低価格商品の品揃えの豊かさ、
複数の現地決算会社大手との提携、
ソーシャルメディアでの存在感の強さが功を奏し、
現在の地位に至った。

また、顧客保護プログラムがロシア人消費者の
中国製商品の品質に対する不安を取り除いたことも、
成功の秘訣と言える。

ただし、使いやすさの点では検索ツールの複雑さと
表示される商品の膨大な数がネックになっていた。
この問題は2013年にサーチオプションの増加で一部解決されたが、
未だ翻訳や中国企業からの商品導入に時間がかかっている。

中国からの郵送に何週間も、時には数ヶ月もかかり、
紛失や盗難も頻繁というロシアの郵便制度の改善も課題だ。
このほどロシアと中国の郵便当局が
提携関係を強めたたことに期待が持てる。

またAliExpressが現地宅配大手Pony Expressとの
取引検討中という朗報もある(オンラインeコマースニュースOborot.ru)。

East-West Digital Newsの調査によると、
ロシアの国際eコマース市場は去年30億ドル(3千億円)に達し、
今年は倍増が見込まれている。

緊張度を増す国際情勢の影響も今のところはほとんど無い。
推定輸出額で見る限り、AliExpressととeBayの
二社が合計80%と、市場をほぼ独占している。

www.internetretailer.comより引用
http://www.internetretailer.com/commentary/2014/09/09/alibaba-tops-e-commerce-sites-russia-well-china