225万点を超える商品数を誇るAmazon.comの
AmazonSupply.comはB2Beコマース販売業者から
最大のライバル企業として見られている。

ライバル企業eBay.comと相まって
Business & Industrial(B&I)のB2B販売は
競争が激しいものとなっており、高い売上成長率をもたらしている。

AmazonとeBayの企業・産業製品の売上成長率は
両企業のインターネット小売売上高に匹敵する。

昨年の第4四半期のeBayによるB&I売上高は、
eBay.com全体では12%だったのに対し、17%の成長率だった。

Amazonは同じような数字を叩き出せていないが
AmazonSupplyとAmazon.comのB2B総売上高は
Amazon.com全体の売上高と同じ、
若しくはそれよりも高い成長率だと見られている。

Amazonの2012年の売上高は610億9千万ドル(約6兆2260億円)で
2013年は744億5千万ドル(約7兆5870億円)だった。

また、同社のウェブ売上高は2012年の564億1千万ドル(約5兆7490億円)から
20.3%上昇し、678億6千万ドル(約6兆9150億円)だっと予測される。

eBayは、グローバルマーケットプレイスの総売上高は
2012年の677億6千万ドル(約6兆9060億円)から12.9%上昇し、
2013年は765億ドル(約7兆7950億円)だったと報告している。

AmazonSupply.comはAmazon.comやeBay.comとは異なる
B2Bのマーケットプレイス手法を用いている。

元々はeコマース小売サイトとしてデザインされているが
Amazon.comやeBay.comでも事務用品や産業機器のような
サブカテゴリのあるB&Iカテゴリが設けられている。

eBayで販売されている全ての商品は外部の販売業者からのもので、
Amazonではメーカーや卸売業者から仕入れた商品と
マーケットプレイスの販売業者が販売する商品が提供されている。

しかし、AmazonSupply.comでは、メーカーと卸売業者から
仕入れいた商品だけを販売している。
つまり、AmazonSupplyは従来の卸売業であり、
Amazonは小売り・流通業と言える。

また、Amazon.comへサイト訪問者を導くアフェリエイトが
利用できるAmazonSupplyのアソシエイトプログラムを通して
別のサイトから訪問者を獲得できた場合、8%支払うという
AmazonSupply独自のビジネスを展開している。

B2B製品の売上はeBayやAmazon全体の売上よりも速い速度で伸びている。
AmazonSupply.comで製品を販売したいと考えている企業が
高い関心を集めていることは間違いないだろう。

Internet Retailerより引用
http://www.internetretailer.com/2014/07/22/amazon-and-ebay-grow-their-b2b-online-sales